以前、弦交換は1ヶ月に1回などと雑誌にもありましたが、現在はどうでしょうか。
おはようございます✨
— 羽紋慎二@onyxxx (@shinjiDOS) September 5, 2021
昨日はさっそくギターの弦を張り替えて弾きまくってたわけですが、一つ疑問が。
僕自身いつも感覚というかテキトーに弦を変えてるんです。
なので前はいつ替えたかとかって記録してないので覚えてないんですよね?
あなたは、弦の管理ってどうしてます?
手帳?カメラ?感覚? pic.twitter.com/YNNRIbkEdh
とくに最近はギターの弦にも沢山の種類があります。
そのため弦の交換時期も様々。
ギタリストのあなたもどうなったらギターの弦を交換すべきなのか迷ってしまいませんか?
実はギターの弦を観察したり触ったりすることで、弦の交換時期はしっかりわかるようになっているのです。
というのも、長く使うことで弦もサビや変形など劣化してくるので、よくわかります。
ここでは通常の弦から交換時期のわかりにくいコーティング弦まで、交換時期の目安をお話していきます。
Contents
ギター弦の交換目安は音の響きが失われてきたら
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/09/IMG_20200115_234739-1024x768.jpg)
ギターの弦は、状態好みが千差万別ですから交換時期を一概に定義はしにくいです。
とりあえずここでは前提として、新品の状態と比べてということでお話していきます。
ちなみにギター弦の劣化でわかりやすいのは以下の3つです。
- 弦のサビ
- 響きが悪い
- ピッチが安定しない
ではそれぞれ見ていきます。
響きが悪い
弦が劣化してくると、響きが悪くなります。
これを感じる人は多いかもしれませんね。
新しい弦に張り替えたばかりのあのハイの通ったきらびやかな音。
気がつけば1週間も持ちません。
なのでこれを気にしていると毎週どころか、2,3日に1回ぐらい交換が必要になります。
なので、ここはある程度妥協したほうがいいかもしれません。
ライブやREC前には弦を交換したほうがいいというのは、こういったことからいわれているのでしょう。
弦のサビ
ギターの弦は鉄です。どれだけ大事に使っても結局錆びます。
張りはじめの頃はきれいなシルバーだった弦は、少し経てばくすんできます。
アニーボールなんかは手汗がひどいと赤錆のように赤くなったりしますね。
あのときはショックだったなぁ。
こんな状態になると音のきらびやかさが失われるのもそうですが、フレットの摩耗にもつながるといわれています。
ここでは2週間ほどで弦の状態は変わってくるっていってますね。
まぁ確かに。
僕なんかは体にほとんど汗は出ず、手汗しか書かない体質。
なので弦の劣化スピードはかなりハイスピードです。
錆びない弦はない。
ピッチが安定しない
ピッチが安定しないという状態もあります。
弦は劣化が進むと硬くなります。
するとチョーキングのピッチも変わってきたり弦の振動が安定しなくなったりします。
といっても、これはわかる人とわからない人がいるはず。
わかりやすく見える部分でいうと、長く使っていると弦に特にプレーン弦にフレットの跡がついてきます。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/09/PXL_20210911_071838121.PORTRAIT-e1631344804462-1024x768.jpg)
わかります?これ。
写真じゃ全然映らんかった。。。
とまぁこのように、一本筋の通った線じゃなくなってしまうわけですね。
すると本来きれいな弧を描きながら振動するはずの弦。
こういった形状変化のせいでピッチが安定しなかったりしてくるわけです。
これはサビとか云々ではなく、コーティング弦でも起こる劣化です。
きれいなトーンを維持するのであれば、この状態はできるだけ見過ごしたくありません。
以上の3つが弦の劣化サインです。
もちろん人によってはここからがスタートだという人もいます。
ブルースなんかを演る人は、あえてきらびやかさを消すために劣化させるという人もいますからね。
ですが一般的に良い音を出すという点では、交換時期です。
その目安は3つ。
- ギターを弾いた後の手が錆び臭い気がしてきたら
- 音にきらびやかさがなくなり、曇ってきたら
- 弦の潰れがひどくなってきたら
この3つが気になるようになってきたら、ギターの弦は交換時期に来ているといって良さそうです。
ギターの弦の寿命を長くする方法
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/06/PXL_20210515_223211875-1024x768.jpg)
とはいってもギターの弦だって無料じゃありません。
できれば長く使いたいものです。
そのために、弦を長持ちさせるための方法をいくつか紹介します。
- まめに拭く
- ハードケースに湿度調整剤を入れて保管
- 弦のコーティングをまめにする
- コーティング弦を使用する
では見ていきましょう。
まめに拭く
普段から使ってるギターの場合はこれしかありません。
ギターを弾き終わったらクロスでしっかり手入れする。
結局弦の劣化の原因は、湿度や打弦によるダメージと手汗です。
その手汗をしっかり処理するだけでも全然違ってきます。
ただクロスで拭いた後ってまた無性に弾きたくなるから、永久ループだったりするんですよね。。。。
ちなみに拭き上げのギタークロスは何でもいいと思います。
ポリ塗装なら普通のタオルとかでも全然傷つかない。
ラッカー塗装でもわざわざ専用クロス使わないでも、100均のメガネ拭きとか使えば十分。
拭くことのほうが大事です。
あと、ギターを弾く前に手を洗うのもおすすめ。
少しでもお菓子の食べかすや手汗から弦を守るために、努力しましょう。
弦のコーティングをまめにする
弦の表面にシリコンなどでコーティングをして、汚れをつきにくくするわけです。
これも大事ですね。
いうなればコーティング弦を自分で維持する感じでしょうか。
車のコーティングを新車で一発目にやるか、毎週ワックスを掛けるかのちがいみたいな?。
僕の場合はこうです。
- クロスで弦を吹き上げる
- フィンガーイーズをティッシュにシュッと吹いて弦に塗り込む
このとき嫌な音が出るんですよねー(‘A`)ヴァー
黒板をひっかくというか、
しずかちゃんのヴァイオリンというか、
とにかくやばい音が出ます。
それまで真向かいにいたはずの妻が気がついたら消えているほどに。
そんな音に耐えながらコーティングをし続けることで、ツルツルが維持できるのです。
指板に直接かけてもいいとはいわれてるけどね。
なんか劣化しそうであんまり木材にシリコン吹きたくないです。
コーティング弦を使用する
弦を長持ちさせるとなると一番の無難な方法です。
だって錆びないし、滑りいいし。
やっぱりおすすめはエリクサー弦ですよね。
ただ僕の場合、これを張ると1年ぐらいは弦を張り替えない。
錆びないし。
もうちょっと安くなってくれればいいのですけどねぇ。
ハードケースに湿度調整剤を入れて保管
先程の石橋楽器のブログでも紹介されていた方法!
ハードケースにしまって専用の湿度調整剤とともに眠らせておくようです。
一応大丈夫って行ってますが、これで元の状態が保たれるかはわかりません。
というのも僕はハードケースにギターをしまい込んだことないので、試したことがないのです。
でもまぁ湿度調整されて、誰にも弾かれずってことですから、劣化はしにくい環境なのかな?
でも万物は触らなくても劣化していく。
あんまり期待はしないほうがいいかも。
ちなみに湿度調整剤はだいたい半年ほどが寿命のものが多いです。
ギターの弦の交換をかんたんにする方法
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/06/PXL_20210515_223224377-1024x768.jpg)
ギターの弦の交換目安はわかりました。
弦を長持ちさせる方法も色々あります。
でも弦の交換がめんどくさくて先延ばししてしまう。。。
はい、めんどくさいですよね!
そんな効率重視のあなた。
ギターを自分でメンテナンスしやすいように改造しちゃえばよいのです。
僕がやってるポイントは3つです。
- マグナムロックペグ
- ストリングスワインダー
- ネックサポート
マグナムロックペグ
弦を張るときに非常にめんどくさいのが、ペグに巻きつける動作。
弦を締め上げてようにもストリングポストにうまく引っかからず、1周目巻くときにパキとかいってにずれる。
そんな感じでうまく巻けないということは多々あります。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/09/PXL_20210911_065335171.PORTRAIT-1024x768.jpg)
それをかんたんに解消してくれるのがマグナムロックペグです。
弦を締め上げるときの要領で弦を上下から挟み込んで固定するので、ズレがおきません。
あの弦を巻くときのイライラから開放される。
それだけでもかなりの効果があります。
ちなみに上記はレスポール用です。
ストリングスワインダー
これもすごく便利です。
弦を巻くあのちっちゃいペグをギュンギュンまわせちゃうスグレモノ。
これは本当に作業性変わります。
ちなみにギターを買ったらおまけについてくるような安いプラスチックのやつもあります。
でもあれってハンドル部分抜けたり引っかかったりと使いにくいんですよね。
その印象が強くて
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2021/01/face_20210118_132208.png)
こんなの使って意味あるの?
とか思って全然ストリングスワインダー買わなかったんですよ。
でも誕生日にと友人が送ってくれたこれ。
使った日から手放せなくなりました。
専用のそれなりの値段のするものを使うとすごく効率的になります。
もっと早く買えばよかった、、、と思うものの1つ。
とてもありがたいですね。
ネッククレイドル
弦を交換するとき、地面にギターを置きっぱなしにすると非常に怖いです。
何らかの拍子でネックに付加をかけてしまい、ヘッドがボキッといきそう。
そうでなくても全面的に地面にそのままおいて作業というのは嫌なもの。
そこで便利なのがこのネッククレイドル。
ボディ側に布やダンボールなどを敷いて養生して、ネック側にはこのクレイドルを使う。
丁度いい高さになるので、ギターの弦交換からクリーニングに至るまで様々な点で便利なのです。
僕は結構ギターを自分で配線をいじったり調整します。
そんなとき特にレスポールタイプなんかはネックの置き場とか、角度が非常に気になるのです。
先ほどと一緒ですが、もっと早くこれを導入しておけばよかった。
まとめます。
- 弦は、振動が失われるほど変形したら替えるべき
- フレット長持ちさせたいなら錆びてきたら早めに交換すべし
- 弦を長持ちさせたいなら・布拭き・コーティング・エリクサーの3つ
- 弦交換の面倒くささは、現代の技術とパーツで快適にする
弦の交換や見極めは面倒ですが、ギターは我々の相棒です。
いい状態を維持したほうが、長く気持ちよく付き合っていけます。
常日頃からのメンテナンスで、長く良い状態を保ちましょう!
ギターの弦の交換ってなにが目安にゃの?
3ヶ月に1回というのもあれば弦が切れるまでという人もいるし。
最近じゃあコーティング弦だからほとんど錆びない弦まであるし。
単純に期間だけじゃあ決められない。本当に迷うにゃ。