YAMAHAのTRBX305って5弦ベースを買ったからレビューしてみる

ソフィ

5弦ベースが欲しくてYAMAHAのTRBX305ってベースが気になってるにゃ。

でも他のベースとも比べたいしこのベースの詳しいスペックとか使い勝手。

良いとこや悪いとこがひと目で分かると助かるんだけどにゃ。

TRBX305の情報がほしいけど、求めてる情報がなかなか手に入らない。

実は僕自身がそう思っていました。

前回ベースを買うならアクティブベースというふうな記事を書きました。

結果的にこのベースを買ったわけですが、ほしい情報を探すのに一苦労しました。

そう、実は新しい機材を買うとき、調べてもなかなか欲しい情報にたどり着けないことが多いです。

そこでこの記事ではTRBX305を買うときに欲しかった情報を実際に使ってみたレビューなどとまとめてご紹介します。

読み終わることにはTRBX305がどんなベースかわかりますよ。

もしかしたら買っちゃってるかもしれませんね!

TRBX305の詳細なスペック

TRBX305は、2013年10月に発売されたYAMAHAのアイディアが爆発したアクティブベースです。

本体価格は定価が\53,900(税別)

生産国はYAMAHAのインドネシア工場で、流石にこの価格帯では国内製造ではないようです。

ボディカラーは4種類。

  • ホワイト
  • ブラック
  • キャンディアップルレッド
  • ファクトリーブルー(2020年3月に追加)

ちなみにボディカラーによる価格の違いはないです。

現在も現役で新品販売されているカタログモデルです。

こちらに公式ページを載せておきます。

YAMAHA TRBX

ボディについて

このベースに使われている木材はというと、ボディにはマホガニー。

ネックはメイプルとマホガニーでつなぎ合わせた5Pのネック。

そして指板にローズウッドと、なかなかベースらしい組み合わせです。

ただ人によっては、ネックが合板なことから安物くささを感じるかもしれません。

でも実は合板は、それぞれの木材のクセをうまく打ち消し合ってくれる合理的な作りなのです。

なのでこの価格帯で使われる安い木材の一本物を使うよりも安定してる。

それになにより潔くて良い。

僕は割と好きです。

ちなみにボディは上位モデルのTRBX500シリーズとほぼ共通です。

ピックアップのパッシブとの切り替えに興味がなければ300シリーズのほうがコスパはよさげ。

ただちょっと不思議なことがひとつ。

公式ページではヘッドにボディと同じフレイムメイプルが張ってあるという記述があること。

trbx300シリーズより

え?塗り潰しなのにフレイムメイプルはってるの?

てか300と500にはボディにフレイムメイプルは張ってないはずだよ。

それにヘッドに張ってあるのならスペックシートにも載せてるはず。

それにこれみよがしにシースルー塗装でもっと見せてるはず。

でもどうだろう?

塗りつぶされてるけど、よく見ると薄いなにかが張ってあるんです。

確かにTRBX600にはフレイムメイプルが張ってあるんだよね。

もしかするとネックは、TRBXシリーズ共通なのかも?

だとするとヘッドにはもしかするとメイプルがはってあるのかもしれませんね。

ちなみにネックは細めで、ナット幅が5弦ベースながらも43mm

ギターでもレスポールモデルが43mm、ストラトが42mmですからほぼギター並みの細さ。

普段ギターばかり弾いてる人でもすんなり手に馴染む使用感です。

ピックアップについて

ピックアップはアクティブなのでプリアンプ搭載です。

なので音作りもカット一辺倒ではなく、ブーストもできて幅広く対応できます。

ただつまみはボリュームとピックアップバランス、TrebleとBassの2EQのみ。

なので作り込みたい人にはちょっと微妙かな?

それよりもなによりも、このベースの最大の特徴はパフォーマンスEQスイッチ

ベースといえばピックやらフィンガー、スラップなどそれぞれクセの強い奏法が多いです。

なのでそのたびに奏法に合わせたEQセッティングを考えたり、切り替えなくてはなりません。

でもこれなら切り替えスイッチ1つで最適な音に切り替えが可能なのです。

便利ですねぇ。

あ、でもアクティブベースなので電池いります。

ご注意ください。

あとこのベースには、この国産ベースらしく変なところに気が利いてます。

そう、ピックアップにフィンガーレストがあるのです。

このくぼみわかります?

いやぁ面白いアイディア。

ベーシストの方々はわざわざ指を置くようにスペーサーをつけたりするくらいです。

それがこのベースならはじめから専用スペースが有るわけです。

なんかイタレリツクセリを重んじる日本人らしい考え方ですね。

弾き心地

TRBX305の仕様や面白い特徴をまとめました。

次はギタリスト目線で、このベースがどんな風に使えるかをお話していきます。

  • EQが素直で面白い
  • ギターからでも素直に持ち替えができる
  • 低音がしっかり&ノイズが少ない
  • MIDEQがほしかった
  • 弦間が狭いからスラップしづらい?
  • バッテリーに注意

ではちょっと見ていきましょう。

EQが素直で面白い

EQが素直で面白いってどういう意味って感じですが、変化が大きいということです。

まずパフォーマンスEQのおかげで苦労しなくても最適な音セッティングになる。

これすごく便利ですよ。

もしかするとベーシストの方だと違和感があるのかもしれません。

ですが僕のようなギター弾きにはベースの音作りに頭を使わなくていいので、ぴったりです。

あとトレブルやバスを調整するときも、すごく効きが良い。

僕の場合はバランスはリア強めで、EQはミドルポジション。

それでいてスイッチで切り替えすれば最適な音になると思ってます。

ギターから素直に持ち替えできる

ギタリスト目線でいえばこれも大事じゃないかな?

以前使っていたFERNANDESのグラヴィティベース

*向かって右のやつ

これはナット幅が広くて、なかなか弾きにくかった。

RECには割と活躍してくれたんですけどね、、、売らなきゃよかった。

とまぁこいつのおかげで、割と5弦ベースは幅広ネックなイメージだったんです。

でもTRBX305は先ほどお話したとおり、ナット幅はレスポールと同程度

おまけにボディも非常にコンパクトで、ボディのエッジのおかげで体にフィットします。

おかげでギターのように弾けるのです。

なのでギターばかり弾いてる人間はもちろん、小柄な女性にも良いかもしれません。

低音がしっかり&ノイズが少ない

TRBX305はアクティブベースなので、出力は安定してノイズが少ないのが良い。

小柄なベースはどうしても鳴りが潜んで、ベースらしくないイメージですが、全然問題ないです。

下から上までしっかり音がとれるので、DAWソフトで調整するときに「音しょぼい」ってなりません。

あとノイズもほとんどないですから、ギタリストのREC用ベースに非常に最適です。

MIDEQがほしかった?

せっかくアクティブベースなのでホントはMIDEQがほしかった気がします。

やっぱトレブル・ベース・ミッドって揃ってほしい気がするんですよね。

でもぶっちゃけパフォーマンスEQをソロモードにすれば、十分なMIDブーストがあるんですよ。

となると自分でいちいちEQ調節するよりもスイッチひとつのこれのほうが便利。

なので、別にMIDEQはなくてもいいです。

弦間が狭いからスラップしづらい

非常にコンパクトボディのTRBX305。

弦間も狭くてギタリスト向けですが、一方でスラップがしづらいかもしれません。

僕はこのギターでスラップの練習を始めたので比較ができないです。

一般的な5弦ベースよりは弦間が狭いので、愛用のベースがある人は注意が必要かな。

バッテリーに注意

あと、電池。

切れます。

シールドを指すと電源が入るタイプのアクティブベースなので、使わないときは抜きましょう。

僕は未だに挿しっぱなししちゃって電池をなくすことがあります。

買っても後悔しないベース

TRBX305はTRBXシリーズの中で一番ベーシックなモデルです。

なので安いベースは結局だめなんじゃない?なんて思われるかもしれません。

でもその実態は使い勝手抜群。

宅録で使う場合もアクティブベースで音がしっかり出るので、調整しやすい。

ライブで使うような人も、即座にいろんなプレイに対応できるEQで、ガンガン使えます。

この機能はプロのベーシストも評価してますし、ライブでもガンガン使ってます。

このように世界的なベーシストもライブで使っているほどの安定感です。

ただ、ベースに強いこだわりを持つベーシストの方にはあまりおすすめできません。

YAMAHA独特のピックアップなので自分カスタムができず、標準しか使えない。

EQも幅は広いといえどtrebleとbassのみ。

パフォーマンスEQはメーカーの味付けなので、使う人みんなが好むとは限りません。

なのでこのベースをおすすめできるの人は以下のような人。

  • 僕のように宅録用にベースがほしいというギタリスト。
  • 音作りよりプレイに強いこだわりがある人。

そんな人にとっては非常に良いベースです。

だってそこまで考えなくても最適な音をベースが示してくれるのです。

僕らはギターの音にだけこだわればいいし、プレイヤーはプレイにだけ集中すれば良いのです。

宅録用を求めるギタリストのベースがほしいという欲求に最適なベースといえるでしょう。

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