ギター関連の機材って本当に重い。
その運搬を少しでも手助けして
くれるのがキャリーカート。
気になって仕方がありません。
実はキャリーカートは、
ギタリストが大事な手を
保護するためにも絶対的に
おすすめです。
なぜなら重い機材は一歩間違うと
腕の筋を痛めたりと怪我の原因に
なるからです。
このキャリーカートを使って感じた、
いいところ悪いところをお話します。
Contents
キャリーカートは徒歩の移動には画期的存在
キャリーカートは、徒歩で移動する
ギタリストに心強い存在です。
担いだり持ったりするのとは違い
スーツケース感覚で引っ張れるので、
手の負担がほとんどない。
ギタリストは、演奏に右手も左手も
駆使します。
それが移動のときに
重いボードなんか持ってて、
もし腕の筋をやっちゃったりしたら
致命的です。
それを避ける意味の保険としても
カートはあったほうが絶対に良い。
僕のような同期を使う
バンドの場合は特に大変です。
- 背中にはエレキギターの入ったケース
- 右手にはマルチを突っ込んだ大きなエフェクターボード
- 左手には同期音源などの機材を入れたトートバッグ
これらの機材が総力を上げて
殺しにきます。
それがキャリーカートを
使うとこうなるのです。
これで移動の時は引っ張るだけですよ。
すげぇ楽。
もうギタリストなら必須なんじゃね?
と思うような機材です。
ちなみに僕の場合は、
最大40Lぐらいの大容量リュックを
使ってその他の荷物を持っています。
これならもともと両手が
フリーになります。
遠征などで旅行荷物とギター機材の
両方が必要になっても、
かなり移動が楽!
それにどちらか片手はフリーに
なりますからエレベーターなどの
移動のときにもボタン押しやすく便利。
僕も新潟まで遠征に行きましたが、
普通に旅行感覚で遠征にも行けます。
旅しながらギターを弾きたい人には
すごく良い機材なのです。
キャリーカートは使う場所を結構選ぶ
ギタリストの大事な手を保護するにも
移動の自由度を高めるにも
非常に役立つキャリーカート。
ただし、ギターの運搬には
いくつか注意したい部分もあります。
- ギターはハードケースが前提
- 階段は最悪
- 意外に小回りきかない
こちらを詳しく見ていきましょう
ギターはハードケースが前提
カートに乗せる場合、ギターは
基本的にハードケース推奨です。
実際にカートをひいて歩いてみると
わかりますが、歩道って結構凸凹です。
とくに道路と歩道の継ぎ目にある、
3cmぐらいの段差でもドカドカと
やられます。
これがハードケースであれば
わりとかっちり固定されますから、
外部からの衝撃にも大丈夫。
しかしソフトケースだと
結構ダメージを受けます。
というのも一度ソフトケースで
運搬して、後悔しているから。
そのソフトケースはギグケースで
クッション材も多いものだったので、
大丈夫だろう思ってたのです。
しかし実際に使ってみると、
階段やら段差やら凸凹が多く
気づけばギターはダメージを
受けていました。
そう、いくら頑丈なギグケースを
使ってもダメージがあります。
もしあなたがキャリーカートを
使う際は、このようなことで
ギターに傷がつかないように
気をつけましょう。
ライブでついた傷は勲章ですが、
移動でついた傷は虚しいだけです。
階段は最悪
キャリーケースの振動対策に続く
話ですが、階段の移動は最悪です。
基本的にライブハウスって
古い建物を改装している場合が多い。
エレベーターがついてるライブハウス
なんて稀なんじゃないですか?
少なくとも僕の周りでは、
エレベータのあるライブハウスなんて
ほとんど見たことありません。
しかもそんなライブハウスのス
テージはたいてい2階とか地下1階です。
そのとき、必ず通らなくては
ならないのが、
階段。
しかもだいたいが
お年寄り殺しの急な段差。
階段の移動ぐらいなら
持ち上げればいいじゃん。
なんて思いますが、
さすがにボードとギターが
乗ったカートはハンパない重量。
カートが壊れそうなほど重いです。
そのため引きずりあげるように
登ったり降りたりするわけ。
が!これがまたガコガコと
ボードとギターにダメージを与えてくる!
結局ギターへのダメージも
このときのものが一番多いのでは
ないかと思っています。
できるなら階段を使うときは、
カートから荷物をおろして
一つずつ持って歩いたほうが安全。
もしメンバーが近くにいるなら
一緒に搬入を手伝ってもらうのが
よいでしょう。
意外に小回りきかない
カートは車輪がついているので
スムーズに動く印象。
ですがギターとボードを
組み合わせたカートは10kg近い重量。
というわけで
全然スムーズに動きません。
進行方向を変えようにも
ちょっと狭いところを通ろうにも、
結構気を使います。
駐車場から荷物をおろして
カートで移動させるとき。
車にぶつからないようにするのは
かなり神経使いますよ。
あと微妙に曲がりきれなかった時。
力ずくで無理やりずらすのも難しいので
なんどか切り返しが必要です。
普段であればいうほど気にならない
シチュエーションも、
ライブ終わりの疲れた身体で
移動するとき思うように進まないのは
疲れを倍増させます。
キャリーカートに機材を載せて
移動して感じたのは上記の3点でした。
使いやすいキャリーカートはこの2つ
使いにくいところをお話しましたが、
移動のしやすさなど総合して考えると
カートは非常に便利です。
ただ、導入しようにもこの手の
カートってすごくたくさんあって、
どれを選んだら良いか面倒。
何を基準にしたら良いかも
わかりません。
そこで僕が今回の経験も踏まえて、
独断と偏見で2機種をおすすめします。
とりあえず一応カートの
重要なポイントを上げておくと
- 耐荷重が大きく頑丈
- タイヤが大きい
- 収納がしやすい
この3つがポイントですね。
マグナカート
やはりイチオシ!
てゆーか定番はこれですね。
このカートの売りは
なんといっても頑丈さとコスパ!
キャリーカートは値段で選ぶなら
ドン・キホーテとかにいくと
980円とかから売ってます。
でもあれってすぐ壊れるんですよね。
耐荷重が10kg程なので、
機材も一応のるにはのりますが、
段差にぶつかると致命的。
ひしゃげたり車輪が壊れたり、
さらに溶接がはずれたりして終了。
さらに壊れたキャリーは金属です。
簡単に捨てられません。
移動中に壊れたら
無駄な手荷物が増えるだけ。
なので地獄です。
その点マグナカートでしたら
4000円ほどで買えるうえ、
耐荷重も68kg。
人間も載せられるほどの耐久性なので
階段の段差程度の衝撃など
微動だにしません。
そんなマグナカートにも
いくつか種類があります。
その中では大きすぎず小さすぎずで、
丁度良いサイズで使いやすいもの。
それが上にリンクを載せた
MCI-SSです。
固定するバンドも
最初から付いてるので
わざわざ買い足す必要もありません。
壊れるリスクや買い直すことを考えると
入門用にはマグナカートを
買っておくと良いでしょう。
3輪式折りたたみカート
もう一つ推したいのは
この3輪タイプのカートです。
ライブハウスの移動で感じたのが、
階段の厳しさです。
なんでライブハウスの階段て
あんなに急なんですかね?
いくらタイヤが大きくて
比較的段差にも強いマグナカートでも
階段の移動はかなりの負担。
でもこの3輪タイプのカートであれば、
階段の上り下りが非常に楽です。
ちょっと詳しい人ならわかりますが、
3輪のタイヤは段差をうまく
受け流してくれる仕組み。
なので移動も楽になるし、
安心して機材を任せることができます。
昔仕事で荷物を運んでいたときに、
3輪タイプのカートを使って階段が
楽だったことを思い出しました。
とはいっても実際にこれを
使ったわけではないので、
使い勝手や耐久性はわかりません。
でもできることであれば
3輪タイプを使ったほうが
汎用性は高いと思う。
エフェクターやアンプ、
場合によってはギターを2本も
持ち歩くこともあろう機材の運搬。
重量級の荷物が多いギタリストは、
キャリーカートも機材の一部として
導入したほうが安心です。
ライブでのパフォーマンスに
支障が出ないように、
対策の一つとしてぜひ
導入してみてください。
ギターを肩に担いだりエフェクターボードを手に持ったり。
荷物多いし重すぎ!
ギター以外にも持ち歩くもの多いんだから、もっと運搬をもっと楽にしたい。
調べてみたらキャリーカートって便利そうだけど、実際のところどう?