ギターを弾くときに無駄に力が入ったり、思ったとおりにピッキングできなかったりしませんか?
実はそれ、正しい演奏フォームを身につけることで解決できるかも知れません。
ギターは何故かクラシックピアノなどと違ってフォームの大事さを追求しない。
むしろ変な自己流のほうが「ロックだぜ」なんていう人もおり、ないがしろにされがちです。
ですので、フォームを見直すことで今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになる場合が多いです。
ここでは正しいフォームとして見直すべきポイントをまとめています。
もしフォームに迷ったら、ここで一度見直してみてください。
ギターの正しいフォームとは
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ギターを弾くときに特に意識しなくてはいけないのがフォーム。
ここでは右利きの人がギターを弾く場合の正しいフォームを身につけるための手順を解説します。
では5つの視点からそれらを解説していきます。
- ギターの構え方
- 左手はまっすぐ
- 右手はギターと平行にして回転を意識
- 座って弾くときはフットレストがオススメ
- 上半身はできるだけ真っ直ぐに
ギターの構え方
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ギターをかまえるときは、ヘッドがちょっと上がるようにします。
そしてボディの角度はおへそに対して正対するのではなく、右の脇腹から45度に開く感じがいいです。
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慣れないうちはギターを体と平行にしがちですが、これは後述しますが手の自由度に関わってきます。
左手が思うように動かないという人はボディの角度を調整してみましょう。
左手はまっすぐ
左手で重要なのは、変な方向に曲げずに真っ直ぐ、ネックに向かって直角に当てることです。
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手って色々な動きを見せてくれます。
しかしギターを弾く左手の動きって、ほとんど握ると回転の二つの動作に集約されます。
その握るのスタイルで重要になるのが、手の腱です。
ギターが体と平行になっていると、左の腕の動きが制限されてしまいます。
すると左手が尺屈や撓屈、極端な背屈となり、腱の動きが妨げられます。
そうするとフィンガリングの効率が悪くなるのです。
ギターと体には角度をつけて、ネックに直角に左手が来るようにしましょう。
あと極端な背屈を避けるために、左手親指は基本的にネック裏の真ん中にそえます。
そしてチョーキングなど必要に合わせて、少しネック上部に顔を出す程度に切り替えましょう。
ちなみに左手の回転運動の代表はチョーキングです。
握る動作でぐっと弦を抑え込み、腕の回転で弦を上げ下げするわけです。
左手は、握りと回転を意識してください。
右手はギターと平行に
右手はギターと平行に、です。
ピッキングの動作というのは基本的に肘から動かすものです。
そして肘は内側にしか曲がりません。
なのでもしギターが体と正対していたら、肘を突き出すような形となってとても動かしにくい。
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ですから、ギターの角度は何度もいうように滝川クリステル、、ではなくて斜め45度を意識してください。
そして右手で非常に大事なこと。
ストロークなどの手の振りの動作はバイバイの動きじゃなくて、回転運動だということです。
僕自身、この罠にハマっていてずっとピッキングが悪かったのです。
右手の動作は、肘の上下運動でストロークをすると初心者の頃に覚えます。
なのでピッキングもストロークの延長線で弾くようなイメージになりがち。
さらにギターの教本などには「ピッキングは脱力と手の振り」と書いてあることが多い。
これがすごく勘違いするんですよね。
本当にギター弾いたことあるんですかね?手の振りでピッキングするとかいうやつ。
ピッキングで必要なのは、手首の回転、肘の回転です。
左手と右手の運動に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
座って弾くときはフットレストがオススメ
座って弾くときは、右の太ももにギターのクビレをのせて、弾くことになります。
でもギターを弾く時、ストラトタイプのような体にフィットするような形状ならよいです。
でもそうでない限り、弾いてる最中にずれ落ちたりと安定しない場合があります。
どうしてもヘッドを上に向かせるためにずれ落ちちゃうんですよね。
それを解消するのに便利なのが高さを保持するフットレストです。
僕も使っていましたが、断舎離した頃に見失ってしまいました。
断捨離のやりすぎ注意です。
ちなみにVシェイプなど、どう考えても座って弾くことを想定してないやつは立って弾くほうがいいです。
そして立って弾くときに大事なのは、座ったときとギターの位置が大きく変わらないようにすること。
ギターの位置が低くなると演奏の難易度が一気に上がります。
ピッキングの感覚も変わりますし、左手の手首の動きが妨げられる方向に動くからです。
でも低いほうが見た目かっこいいのも常。
ここは両者のバランスを取って決めてください。
上半身はできるだけ真っ直ぐに
上半身はできるだけ真っ直ぐにしましょう。
練習の時のような覗き込む姿勢は単純に見た目がわるいです。
それにこんな記事もありました。
脳の司令が届きにくくなるそうです。
うん。この二点からして、上半身はできるだけ真っ直ぐにしましょう。
ただなかなか難しいですこれ。
常日頃から上半身を崩して指板を覗き込まず、ネック横のポジションマークで確認する癖をつけることです。
演奏の見た目も一気にプロっぽくなりますよ。
まぁ音を覚えるときは別にいいと思うけどね。
変わったフォームはだめなのか
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でも別に理想のフォームにしなくたって上手い人はうまいしかっこいい人はかっこいい。
それでも良いんじゃないの?
こういう話をすると、ならず者のロッカーからこんな意見が必ず出てきます。
上記に上げたフォーム以外で弾くのは別にだめじゃないです。
いつも新しい時代をつくるのは人とは違う演奏スタイルです。
ジミヘン、カート・コバーン、リッチーブラックモア、ヴァン・ヘイレン。
彼らはギターをこんな風に弾くのか!と思わせてくれた人たちです。
自分流でやるんだという人はそれを貫くのもいいでしょう。
音楽は一種の芸術ですから右へならえをする必要はありません。
ただこのフォームはギターの長い歴史で確立されてきた効率の良いフォームであり、僕も実体験から確認してきました。
音楽理論が音楽を解釈することや作曲することに近道になるように、効率的なフォームはギタリストの手癖の解釈や効率的な演奏に繋がります。
僕は自分の個性的な演奏スタイルなんかよりも、うまく弾きたいという欲のほうが強いのでより効率的に動くスタイルを研究しました。
ギタリストを目指すなら効率的なフォームをおすすめしますし、私はアーティストだ!っていう人は我が道を行きましょう。
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まとめます。
- ギターは体から斜め45度に傾ける
- 左手首はネックに直角
- 右手はギターと平行で、ピッキングは回転運動
- 座ったときと立った時、差があまりない高さ
- 上半身は起こして弾こう
- でも必ず守らないといけないわけじゃない
僕が長年ギターを弾いてきて捉えた、最新のフォームをここに記します。
正しいフォームを身につけることはどんな世界でも重要です。
今までできなくて悩んでいたことが、あっという間に解決してしまうことも多々ありますよ。
またアップデートができる日があればどんどん増やしていきますね。
ギターを練習してもなんだかうまく弾くことができないにゃあ。
なんか変な力が入ったり、チョーキングとかもできないにゃ。
もしかしてギターって正しいフォームとかあったりするの?