エレキギター使いならIRの使い方をマスターすべき!今からでも間に合うIRの使い方や入手法を解説【GT-1000での使い方】

ソフィ

最近エレキギター界隈でIRって単語をよく見かけるにゃ。

あれってなんなのにゃ?

なんか入れると音が変わるとかいうけど、どう使えばいいかもどこで手に入るかもよくわからんにゃ

教えてくれにゃ

今まで、よくわからなくてなんとなく避けてきたIR。

しかしマルチエフェクターやPCによる音作りが一般化し、避けては通れなくなってきて悩んでいませんか?

実はIRデータは、簡単に使えてギターの音を決定づける重要なものなのです。

というのも、IRとはキャビネットとマイクの特性を再現するデータなのです。

この記事ではIRデータについて解説し実際に使う方法、そして入手する方法をお伝えします。

読み終えることには、「なんだ、こんなものか」と心の突っかかりが取れていることでしょう。

IRとはキャビネットとマイクの特性をもつ.wavデータ

IRって急にいわれると、すぐ思い浮かぶのは一昔前に問題になった政治の汚職の問題ではないでしょうか。

ワタシジャナイヨ

実は全然違って、IRデータとはギターのキャビネットとマイクの音響を司る、ほんの一瞬の.wavデータです。

これでも良くわからないと思うので、まずIRデータを使うアンプシミュレーターの説明をします。

アンプシミュレーターとは、ギターアンプの特性を再現した、エフェクターのこと。

その中には

  • プリアンプ
  • パワーアンプ
  • キャビネット&マイク

この3つのセクションがあります。

たとえば、この中でプリアンプ部分だけを使ったとしても、ザギザギした音でギターらしくない音になっちゃう。

それをちゃんとスピーカーから出たような音にするために、パワーアンプやキャビネット部分が必要になる。

つまりこのセクションはギターらしい音をだすために大事なポジションなのです。

ただマルチエフェクターやソフトにプリセットされているものでは、なんとなく物足りない場合があります。

エレキギターの出音の5割はキャビネットで決まるといわれるほど。

このセクションは、あなたが求める音を手に入れる一番重要な部分だったりするかもしれない。

できればプリセットじゃなく、実際に自分がお気に入りの機種で特性を作り出したデータを導入したい。

そこで登場するのがIRデータといわれるものなのです。

ちなみにIRデータは機種によっては専用規格があるみたいですが、基本は1秒ほどの.wavデータです。

IRデータの使い方

IRデータは、今使っているソフトやマルチエフェクターなど、それぞれでインストールの仕方が違います。

それに僕も全部試したことあるわけじゃあありませぬ。

僕が使うのはGT-1000のみ

そこで、ここでは僕の使うGT-1000のIRデータの使い方をお話します。

ソフトをダウンロードする

まず、GT-1000にIRを取り込むために、IRローダーという専用ソフトをパソコンに入れます。

https://www.boss.info/jp/support/by_product/gt-1000/

ここの12段目ぐらいにIRローダーのダウンロードURLがあるので、そこからダウンロードしてインストールしてください。

GT-1000にIRデータを入れる

ではIRデータを早速入れていきましょう。

まずGT-1000とPCを接続し、IRローダーを起動します。

このとき接続先を聞かれるけど、普通にGT-1000を選べばいいです。

するとこんな画面になります。

ここで右上のLOADをクリックして、PCの中にあるIRデータを選択します。

すると勝手にGT-1000の中にロードしていきます。

あとは「16あるユーザーデータのどこに保存しますか?」って聞かれるので、好きなところに保存しましょう。

これでGT-1000のなかにIRデータはインストール完了です。

GT-1000で設定する

次にIRデータを使うわけですが、ここで注意。

GT-1000はエフェクターの設定で、

  • アンプシミュレーターをオンにしておく
  • OUTPUT SELECTIONはRecordingもしくはLINE/Phoneにしておく

これをしないと、そもそもIRデータのセクションが設定できません

IRデータはアンプを使うことが前提だからなんでしょうかね?理由は知りません。

まずここを確認してから設定します。

では、設定しますよ。

まず、サブアウトプットのスピーカー部分をクリックします。

するとどのキャビネットやマイクのデータを使うか選択する画面が出ます。

で、ここのタブを選択し、その中から使いたいIRデータを選択します。

こんな感じですね。

これでIRデータのセットは完了です。

ちなみに、GT-1000はニ種類の出力先があります。

メインアウトのphone端子とサブアウトのキャノン端子です。

僕はライブではアンプに繋ぐので、phone端子のメインアウトはIRデータはなしにしています。

そしてレコーディングではキャノン端子のサブアウトから出力するので、そこにIRをぶち込みます。

そう、IRデータはレコーディングやPA直など、キャノン端子から出力することが多いため、サブアウトの方を設定しています。

そのほかにもAmpliTubeとかBIAS AMPとかでもIRデータは使えるらしいけど、それらはやったことないのでわからんです。

これらを使ってる人は、「〇〇 IR」で調べてもらうと出てくると思うよ。

IRデータで音がぜんぜん違う

これ、実際につかってみて驚くのが、IRデータを変えるだけで全然で音が変わること。

実はギターの出音の半分以上がキャビネットの特性に影響されていると言われている。

まぁ、そりゃそうだ。

人間も何億人といるけど、声の出る仕組みはほぼ同じ。

声帯と呼ばれる2枚のひだがぶつかり合って音になり、それを体や口の形を変えて響かせたものが声となる。

それなのに個性的な声が出るんだよ。

ギターも同じ。

弦の振動がヘッドアンプを通ってスピーカーをならし、その音がキャビネットを振動させてギターの音になる。

それをマイクが拾うわけなんだから、人間と同じだね。

つまりIRデータっていうのは、ギターとかピックアップを変えるよりもよっぽど重要といえそう。

IRデータは配布されてたり有料で買える

先程の通りIRはギターの音を決める重要なもの。

つまり音の要でありアンプシミュレーターの命ともいえるIRデータ。

となれば、できるだけ好みのものを用意したいですよ。

でもアンプシミュレーターに内蔵されてるものって、なんか物足りなかったり、イメージと違ったりする。

そこで世界のどこかにあるIRデータを手に入れるため、海賊王に。。。

なる必要はないのですが、本当にたくさんあります。

そこで、いくつかご紹介。

僕は基本的にB’zでギター始めた人間なので、根本でB’zの松本さんのような音が好みです。

そんな松本さんの音を極限まで再現されているあっちゃんという方がいます。

@acchan5150

こちらのあっちゃんはパワーアンプからキャビネット、マイクまで様々な観点から音を手掛け、再現度パネェです。

そんな方の手掛けたIRデータが、なんと無料で配布されているのです。

B’z愛が強い人ならば必ず満足できるサウンド。

気になる人はあっちゃんの固定ツイートにあるのでみてみてね。

僕は常用してる。

Redwirez

こちらもシミュレーターソフトの多いRedwirezから出てるIR。

有料版もあるけど、とりあえずなら無料でMarshallのキャビネットデータを手に入れられます。

上記のページからメールアドレスを登録すると、ダウンロードURLが送られてきます。

それをクリックするだけで莫大なIRデータが手に入ります。

こちらの紹介は説明するだけでひと記事かけそうなレベルなので、割愛します。

割と早い段階で挫折しそうなほどの量のデータです。

OwnHammer

今回記事を書くにあたって調べて、初めて知ったOwnHammer。

評判はすごく良く、使いやすくて音色も空気感なども感じられるいい感じに仕上がってるらしい。

ただ初見ではIRデータが細かくたくさんおいてあり、HPに飛んだだけじゃ何をどうすればいいのかさっぱりです。

ただどうやら、無料版はなくすべて有料のようですが、音はすごくいいらしいです。

こんどBOGNERのやつでも試してみようかしら?

CELESTION

やっぱギタースピーカーといえばCELESTIONっすよね。

こちらは完全有料ですが、セレッションのような大手が手掛けたIRなのですごいと思います。

はい、使ってないのでわかりません。

紹介だけしときます。

IRは自分で作ることもできる

ライブでお気に入りのキャビネットとマイクを持ち運ぶのは超だるい。
宅録で真空管を唸らすような音量は出せない。

ギタリストのおおきな悩みですね。

でもこれ、IRデータならマルチエフェクターに打ち込んでおけばいつでも安定した音が使えるのです。

最近のライブでは、ギターもアンプをわざわざ鳴らさず、ケーブルでPA卓に直接入力してしまうこともできるようになりました。

そう、重いマーシャルを運ぶ必要はないのだ。

腰を痛める確率も減るね。

そのとき、自分が好みのキャビネットとマイクを使ってIRデータを作っておく。

そうすれば、どこでも安定した出音を出せるのですよ。

アンプのヘタリや操作法なんかに悩むことももう必要ない。

ただ僕は作ったことがないので、LogicXのツールで作られてるこちらのHPを参考にしてみてください。

https://kitchan.amebaownd.com/posts/5844616/

というわけでまとめます。

  • IRデータはキャビネット(パワーアンプ)とマイクの特性を表現するデータ
  • アンプシミュレーターにとって必須
  • 有料で購入することもできる
  • 自分で作ることもできる
  • 手軽に迫力あるギターの音を再現できる

そう、近年デジタル化の波が激しいギタリストにとって重要なデータなのです。

無償配布してくれている有志もおられるので、せっかくですからあなたも一度試してみてはいかがでしょうか?

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