ZOOMG1fourに興味がある。
でもこれ、
- 操作が難しそう
- 思った通りの音が作りができなさそう
なんて悩んでませんか?
ZOOM G1fourはその価格と
ボディの小ささからもなんだか
頼りなさげに感じるのも
仕方ありません。
ですが実際には
しっかりと音作りができる
マルチエフェクターです。
なぜなら、というか。
ここはもう見てもらったほうが
早いです。
ここではB’zっぽい音をこの
ZOOM G1fourで実際に
再現してみます。
ZOOM G1fourのネガティブな
ポイントに悩んでいたあなた。
一度この記事を読んで、
このエフェクターがお眼鏡に
叶うか見てみてください。
ZOOM G1fourを軽く紹介
このページを見に来てくれている人で
「そもそもG1fourってなに?」
なんて人はいないと思います。
だがあえて!
お約束なので
一度紹介させてください。
G1fourは、ZOOMから販売されている
コンパクトなエントリークラスの
マルチエフェクターです。
往年の名機である”505”の
継承モデルで、コンパクトなのに
ギターサウンドをマルチに
こなせるのが特徴。
この機種は初心者にとって
手の出しやすい価格で憧れの
サウンドが出せて、音作りの勉強に
つながる教師。
そしてベテラン勢にとっては
コスパ最高のおもちゃとして
親しまれています。
いやー、僕も505持ってました。
むしろ初めてのエフェクターは
505でしたね。
昔は「プリセットの音なんてだめだ」
とかいわれてましたが最近では
初期パッチもいい感じで作られていて
すぐにほしい音が出せる。
それに弱点である操作性の悪さは
パソコンと繋げば直感的に音作り
できるので克服できます。
1ギタリストに1台あっても
いいんじゃないでしょうか?
音出しならアンプにつなぐほうが好ましい
まず、ZOOM G1fourは
LINE出力よりもアンプに繋ぐほうが
いいです。
なぜならG1fourは最大で5つ
のエフェクトまでしか使用できず、
その処理能力に限界があるからです。
まぁG1fourの唯一ともいえる
ネガポイントだし知ってる人も
多いと思う。
それがなぜアンプ接続推奨かというと
ZOOM G1fourの中には
アンプシミュレーターがあります。
それがこのシミュレーターのアンプと
キャビは、内部処理では
別物のエフェクトとして扱われます。
つまりアンプシミュレーターを使うと
2つのエフェクトスペースを使うのです。
ただでさえもっと余裕がほしいのに、
残りのエフェクトは3つになっちゃう。
もともとアンプとブースターぐらいの
シンプルな演奏であればこれでも
十分です。
けどマルチエフェクターとして
多くを使いたいのであれば、
このスペースの消費は致命的。
ギターソロの音作りで、
リバーブとディレイを挟んだら
もう終わりですからね。
あとキャビシミュは
そんなに処理能力使わないとはいえ、
負荷がかかれば限界もきやすい。
なので5つのエフェクトを
バンバンに使えるとは限りません。
なので、よほどの理由がない限りは
アンプ使用前提で音を作ったほうが
良いです。
まぁこの超コンパクトなボディに
USB電源で動かせる省電力。
それでいて豊富な内蔵エフェクトに
高品位な音が作り出せる性能。
これぐらい弱点がないと
ハイエンドエフェクターは
売れないよね。
ZOOMG1fourでB’zっぽい音を作る
では本題。
さんざんアンプ推奨といっときながら
今回はG1内蔵のアンプシミュレータを
フル活用します。
というのも僕の場合G1fourつかうとき
オレンジミニクラッシュ3ってアンプで
音出してます。
でもみんな持ってるわけじゃない。
なのでスピーカーやイヤフォンなど
できるだけ再現しやすい環境を
作りたかったためです。
普段はGT-1000を使って
「BIG MACHINE完コピ計画」
なんてこともしてます。
ですから、それなりに狙って音は
作れると思っていますよ。
ちなみに今回使った機材は
- GIBSON TAKDC CUSTOM
- ZOOM G1four
この2つをモニタースピーカーに
ぶっこんでます。
バッキング
まずはバッキング。
メインで使うことになるだろう
ディストーションサウンドは
こんな感じです。
・DZ drv(アンプシミュ)
Bass 40
MID 85
Treble 65
PRSNC 30
Gain 38
Vol 22
Deep 0
MidCut 0
・GEQ7(グライコ)
100 0
200 0
400 0
800 5
1.6k 3
3.2k 10
6.4k 3
Vol 80
・CLONE CHO(コーラス)
Depth 2
Rate 20
Tone 50
Mix 40
・BGN12×4(キャビシミュ)
MIC on
D57:D421 50
Hi 65
Lo 38
イメージはスーパーラブソングの
イントロあたり。
G1fourにはBOGNERの
アンプシミュもあります。
が、DIESELのほうが歪みが細かくて
それっぽいサウンドになるので
こっち使ってます。
松本さんっぽい雰囲気を出すために、
グライコで思いっきり4kHzあたりを
あげちゃいましょう。
ちなみにコーラスは、愛のままにとか
歪みのアルペジオなんかで使うように
なんとなく入ってるだけです。
曲調に合わせてご使用ください。
カッティング
松本さんといえば、何といっても
カッティング。
昔からカッティングに定評が
ありますから、ここを逃しては
B’zファンがすたります。
ちなみに音のイメージはSPLASH!の
カッティングの音です。
・Comp(コンプ)
Sense 5
Attck slow
Tone 6
Vol 80
・FDtwnr(プリアンプ)
Bass 45
MID 50
Treble 70
BRIGHT on
Gain 45
Vol 50
Depth 10
Speed 50
・Phaser(ふぇいざー)
Color 4stg
Depth 45
Rate 15
RESO 50
・BGN4×12(キャビ)
MIC on
D57:D421 50
Hi 65
Lo 38
アンプでアタックのときに
軽く歪むようなクランチを再現して、
フェイザーで動きをつけましょう。
コンプはカッティングの
キレを出すために入れてます。
クリーントーン
要所要所に出てくる、
大事なクリーントーン。
伸びやかというよりアタックの
強い鈴なりの音を狙います。
音のイメージはTIMEのイントロ。
・OptComp(コンプ)
Drive 7
Lo 50
Hi 50
Vol 60
・CloneCho(コーラス)
Depth 2
Rate 20
Tone 50
Mix 40
・FD DLXR(プリアンプ)
Input NORMAL
Bass 45
Treble 65
Gain 25
Vol 70
Depth 10
Speed 50
・AnalogDly
Time 200
F・B 40
Mix 45
Tail Off
・FD-DX1×12
MIC on
D57:D421 50
Hi 60
Lo 50
EQ挟んでもうちょっと艶やかな
クリーントーンにしたいところです。
が、クリーントーンにコーラスと
ディレイは必須。
なのでこのあたりでどうでしょう。
ギターソロ
松本さんのギターソロといえば、
やはり特徴的なのは
半ワウサウンドですよね。
でもこのG1fourってエフェクター。
そもそもワウペダルの設定がなく、
半ワウはもちろんできません。
B’z弾いてみた界隈では代名詞と
なってるようなサウンドを
再現できなきゃこの企画は終了です。
そこで!
力技の”パライコ二段重ね”で
これを再現します。
二重の極み!アッー!
・PARAEQ(パライコ)
FREQ 800
Q 8
Gain 12
Vol 80
・PARAEQ(パライコ)
FREQ 800
Q 6
Gain 12
Vol 80
・DZ drv
Bass 40
MID 90
Treble 65
PRSNC 40
Gain 40
Vol 65
Deep 0
MidCut 0
・ANALOGDely
Time 280
F・B 30
Mix 50
Tail off
・BGN12×4
MIC on
D57:D421 50
Hi 68
Lo 38
ホントは頭にコンプを入れて
伸びやかな音を狙いたいとこですが、
5つまでしかエフェクトは
選べないので、ここは妥協。
アンプ接続するときは
頭にコンプを噛まして伸びやかな音を
狙いたいですね。
結構雰囲気は
出てるんじゃないでしょうか?
実際作った音で弾いてみた
というわけで作ってみた音で
実際に弾いてみました。
参考になりましたでしょうか。
ライブで使ったりするには
踏み変えがかなり大変ですし、
そのあたりの考察はまだなので、
実用性は図れません。
が、自宅で遊びとして使う分には
十分すぎる性能です。
ZOOM G1four。
面白そうだけどちょっと買うのには
悩むなぁって人にも興味を
持っていただければ幸いです。
ZOOM G1fourって
あるよね。
これマルチエフェクター
なのに凄くリーズナブルで
興味があるんだにゃ。
でもこれだけ安いと
ほんとになんでもできるか
不安なのにゃ。
ちょっと音が作れるか
試してほしいのにゃ。