ギターを独学で練習してるけど、簡単な曲なら弾けるようになってきたにゃ!
もうワンランク上を目指すのに良い教本とかないかな?
チョーキングやハンマリングプリングなどある程度のテクニックが身について、自分が好きな曲が弾けてくると、初心者を脱したような気持ちになります。
となると更に高みを目指したくなりますが、初心者を脱するってどういうことなんでしょう?
やはりロックギターを弾くからには、グルーブを生み出すことが大事です。
音楽の3大要素であるメロディ、ハーモニー、リズム。
ロックギターはその中でも、リズムが良ければハーモニーがずれててもそれが魅力になったりします。
しかしギターを始めたばかりはリズムよりも弾くことやテクニックに宇宙になってリズムをおろそかにしがちです。
そこで今回はそのリズム強化を施して、ワンランク上の演奏ができるようになる本をご紹介します。
今あなたがもし「とりあえず一通り曲が弾けるようになったぜ」なんて思うのであれば、今日ご紹介する本を1度読んでみてください。
ギターの初心者を脱したいならこの2冊!
ここでは初心者の基礎テクニックを覚えるギターから、演奏を聞かせる中級者への階段を登るために必須の2冊の本をご紹介します。
ギターは楽譜に書いてあるような一般的なテクニックを覚えれば、なんとなく曲のコピーはできるようになります。
しかしそのままでは音楽というより指を動かす練習みたいなもので、かっこよくて派手なあやとりのようなものです。
初心者から中級者になるのに重要なのは、あやとりを音楽にすることです。
音楽としてのクオリティを上げるために、耳とグルーブという音楽に大事な要素を育てるならこの2冊を読まなくてはなりません。
耳と感性でギターが弾ける本
これは、音楽を聞く耳を育てることに特化した本です。
音楽の聞き方や成り立ち、なによりギターのルーツなど、ロックギターを弾くからにはかならず触れておきたい教養が詰まっています。
ギターを演奏するからには聞いておくべきルーツを紹介していますから、必ずあなたの役に立ちます。
ブルースギターから始まりコードトーン(トライアド)の重要性、リズムのとり方などテクニックとは違うギターの本質を説いてくれています。
実際に演奏したCDもセットで付いてきていますから、どういったふうに練習すればいいかもわかりやすい本です。
もう一丁はこちら。
生きたグルーヴでギターが弾ける本
リズム感というかノリを大事にするという趣旨の本です。
現代音楽にとって重要なグルーブ感の養い方やグルーヴというものの捉え方など、リズムに関することを重点的に書かれている本です。
僕はこの2冊を大事に読んでいますが、未だに新たな発見があります。
ただわかりやすいテクニックが書いてあるわけではなく地道な練習法が書いてあるので、昨今の教本などに比べると若干読みにくさを感じるでしょう。
- 音楽を聞く大事さ
- リズム感の大事さ
- ギターを丁寧に弾く
僕がこの本の重要性に気づいたのはつい最近ですが、実はこの本もう10年も所有しているのによく理解できていませんでした。
ですので、あなたがギターが一通り弾けるようになったと思っていて、次のレベルアップを目指したいというのであれば、ぜひ一度読んでみてください。
ギターをうまくなりたいならテクニックは無視していい
ギターをうまくなりたいというのであれば、一旦ギターのテクニックを無視しちゃいましょう。
なぜならギターのテクニックばかりに気が向くと、速弾きとかいかに派手に指を動かすかという運動のようになががちです。
曲をコピーをするにも目でギターを弾くtab譜を追っていけば早く弾けるようになる気がしますが、それではあまり意味はありません。
結局テクニックばかりに気を取られていると、指板を追う演奏になってしまうからです。
ギターの演奏は音楽ですあり、3大要素 ・リズム ・ハーモニー ・メロディから成り立ちます。
どこにも派手なテクニックとは書いてありません。
曲のリズム、音符の場所、ギターのリズムを体で感じながら弾かなければ音楽にならないのです。
試しにメトロノームでリズムを刻みながらあなたの得意な曲をひいてみてください、
弾けるでしょうか?
僕は紅のAメロのバッキングすら弾けず、自分の下手さに絶望しました。
ただメトロノームの大事さを話し出すと、決まってこんな事を言う人がいます。
俺は感覚で弾くタイプだから
感覚で弾くというのは適当に弾くわけではなく、感覚で弾ける人は当然メトロノームで弾けるのです。
まずはメトロノームと合わせてリズム感を取り戻しましょう。
そんななまっちょろいことやってられんわー!
っていうせっかちさんは、まずは自分の得意な曲でもなんでも良いですから、メトロノームでテンポを落として、曲の譜割りをしっかり意識して弾いてみましょう。
自分が今どのあたりを弾いているかが明確に見えるくらいになるまで、ゆったり練習してみてください。
ギターは日々鍛錬
あと見落としがちなのが、ギターは体を使って弾いているということです。
ギターの演奏は若干スポーツと同じで、日々の積み重ねがなければどんどん下手になっていきます。
例えば僕が部活でやってたバレーボール。
スパイクを打つための動作やアンダーパスを上げるときの腕の力を入れるタイミング、トスの力加減など、テクニック的な部分もありますが身体の使い方が非常に重要です。
とくにアンダーパスは、なれないとすごく痛いんですよ。
あれ当たる瞬間に力入れるから大丈夫なんですけど、そのタイミングが体に染み込むまではかなりの回数が必要です。
これらを1週間に1回練習するだけと、毎日練習するのではどちらのほうが身体に身につくでしょうか。
答えは簡単だと思います。
でもギターって指先ぐらいしか使ってないから、なんとなく弾けそうな気がしますよね。
でもそれじゃあ全然だめです。
ギターを弾くにはギターを弾く体作りが必要なのです。
- 左手の指先を立てて打弦する力
- 親指の力や重力に負けずに下から弦を弾きあげるアップピッキング
- アルペジオを弾くための弦の感覚
たくさん動作がありますが、これらって普段の生活で使いますか?
こんな筋肉は使わないと思いますし、動作としてやらないと思います。
なのでこれらは毎日やらなければ、体の筋肉はどんどん落ちていってしまうのです。
ギターは派手なテクニックでピロピロと弾くのが楽しいと思う時期もありますが、実はこういった基礎練習の毎日の詰み上げが非常に重要なのです。
というわけで今回はおすすめの教本2冊と、ギターをうまくなるための積み上げの方法を少し紹介しました。
座学と活動。
つねに行動と知識を同時に取り入れながら精進していきましょう。
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