フェンダージャパンのストラトキャスターってどんな感じ?ST62TXをもってるのでレビューしてみる

ソフィ

エレキギターが
ほしいんだけど、
フェンダージャパンの
中古ってどうかにゃ?

てゆーか
ストラトキャスターって
色んなメーカーから出てて
どれがいいか
すごく悩ましいにゃ!

エレキギターの定番といえば
ストラトキャスターですよね。

そのストラトキャスターといえば
元々はアメリカのギターメーカー、
Fenderからでてるギターです。

ただUSAやカスタムショップは
莫大な値段。

中古車買える!

そこで!

フェンダージャパンの
ストラトキャスター

はどうなのでしょうか?

フェンダージャパンとは
2017年頃まで存在していたブランドで
良質な作りと手に届きやすい価格、
本家に切迫する見た目が特徴的な
ブランドでした。

現在は中古でしか手に入りませんが、
僕はこのギターを購入から約10年と
長い付き合いがあります。

そんな僕がこのギターの強みを
一言で言い表すなら、

ブランド力です

今回紹介するのはST62-TX

一口に
フェンダージャパンの
ストラトキャスター
といってもその選択肢は
めちゃめちゃ多い。

  • 年代
  • 工場
  • 製造メーカー
  • クラフテッドジャパン

といった具合に、
時代、工場メーカー、モデルなど
多くの違いがあり選ぶだけでも大変。

もはや魑魅魍魎。

なのでまずは僕の所有している
フェンダージャパンの
ストラトキャスターの
詳細をお話していきます。

まずはシリアルナンバーから
得られた情報を紹介。

こちらのサイトで調べたところ
アルファベットのJDから始まり、
続きが12と続くことから

2012年製造のダイナ楽器製
のストラトキャスターということが
わかった。

シンジ

あーたしかに2012年頃に
買った気がするわー

もともとレスポール使いだから
そんなにストラトに興味がなくて、
ほとんど勢いと見た目で
買ったんだよね。

実は今回記事を書くにあたって
このギターについて調べるまで
スペックとかも全然知らなかったし笑

残念ながら保証書などはないため
はっきりとした確証はないですが、
おそらく所有しているストラトは

ST62-TXだと思われます。

ST62-TXというギターは、
60年代ストラトキャスターを
模したもの
特徴は以下の通り。

  • ローズ指板のネックは細め
  • スモールヘッド
  • ボディはアルダー
  • 3pピックガード
  • ピックアップはテキサススペシャル採用
  • 重さは3.7kg
  • 出力高めのロックなモデル

なんともまぁ今思えば
レスポール系を好む僕らしい選択。

ちなみにJDシリアルはおすすめ

昔から日本製のギターは
作りが良いと評判で、
一部ではジャパンビンテージといって
もてはやされています。

そういった背景からも
フェンダージャパンのストラトは
中古市場で豊富に流通してるので、
程度の良い個体を見つけて
使ってみるのにはおすすめ。

中でも人気なのは
80年代のEシリアルといわれる
フジゲン工場時代のストラト。

が、いかんせん古いので、
購入後のメンテナンスが必須。

その他にも
クラフテッドジャパン期といって
部品は海外で製造して
日本で組み上げだけすることで
一応日本製だよっていう
訳のわからんモデルもある。

そう考えると比較的最近作られてた
JDシリアルあたりがいいのかな?

やはりフェンダージャパンは

安くて、良いギターが買える

っていうのがいいところなので、
JDで始まるシリアルナンバーの
ストラト
がおすすめです。

なんてゆーかね、
フェンダージャパンがなくなって
Fender Made in japanになったら、
ただの高額なブランドギター
なっちゃったから
最近のは魅力半減よねぇ。

特徴

ではそんなフェンダージャパンの
ストラトキャスターの特徴を
3つ紹介していきます。

作りが良い

なんつっても国産ギター。

組み上げ精度は抜群

フレットの処理から塗装の美しさ、
そしてなんといっても
本家と同じFenderロゴと
ヘッドデザイン

シンジ

ケチなGibsonとEpiphoneの
棲み分けとは違いますなぁ。

USAなどはその精度の粗さが
Fenderらしい音に繋がってるらしく、
日本製は音が違うといわれがち。

でもね、粗さから来る音よりも
ちゃんと狙った音が出るのでは
安心感が違います。

ということで、
安定を求めるならやはり国産!

つまり、メンテさえしっかりすれば
フェンダージャパンは永久に不滅!

ちなみに知ってる人も多いと思いますが
本家Fenderは一度、
ストラトキャスターの
製造機能を失っています

現代のストラトキャスターは
日本でコピーモデルを作ってる工場に
FenderUSAの方々が学びに来て、
製造技術を受け継ぎながら
改めて作られたギターなのです。

つまり現代のストラトキャスターは、
Made in japanこそが本家
といえるでしょう。

いや、だめか。

本家と同じ仕様

これはグレードにもよります。

僕の所有するST62-TXは、
本家と同じように
ボディにアルダー材を使い
メイプルネックにローズ指板、
デザインも本家と合わせていますのでほぼ大差ない。

、、、語弊はあるけど、
大まかには大差ないってことで。

なので、比較するUSA個体によっては
同じ音が出ることもあるんじゃない?

じゃあ価格の差は一体何なのか。

これははっきりしていますが、
その差は配線材のコストや
ケースのコストなど
後々どうとでもなるようなところ
削っている。

ハードケースより
ソフトケースのほうが安いし
配線材だって後々
気に入ったものに変えればいい。

逆にいえば、
そういった部分を突き詰めていく
改造前提の人には超おすすめ

だって本家のギター改造するって
結構度胸いるじゃん。

しかも完成体のバランスを
崩すのとは違い
より良くなってくことが
わかるんだし。

完成されたUSAより
良い選択かもしれないね。

価格が比較的安い(品数も多く中古市場に多い

そう、
Fender Made in Japan(FMJ)と比べると
フェンダージャパンは価格が安かった。

だって最近のFMJは14万円近い値段。
僕の買ったやつは約7万円。

もはや半額だよ!

原因はほぼ木材や人件費の高騰、
ブランド力強化など
おもに時代の変化でしょうよ。

もちろん多少良くなったんだろうけど
フェンダージャパン時代の
ギターだっては全然悪くない。

どうせならフェンダージャパンの
程度の良い中古の個体を
探して使ったほうが
ギターを始める人には
いいんじゃないだろうか。

音が微妙?

今回この記事を書くにあたって
色々調べたところ、一部のサイトで

「音はフェンダージャパンらしい安っぽい」

なんていってるサイトが有りました。

安っぽい音ってなんなんだよ。

この表現って
ギタリスト特有のマウンティング性や
商売敵を貶めるようないやらしさ
を感じるんだよね。

特に知ったかギタリストって
すぐ安っぽいとか、本家と違うとか
ビンテージ最高論を掲げる癖がある。

そういう人の話は信じないでよい。

正直、全く同じ仕様の個体を
弾き比べたことのない私からしたら
音の違いというものは

さっぱりわかりません。

なので僕の持つST62の音の印象を
話していきます。

僕はもともとストラトはキラキラした
硬質な音が出ると思っていた。

が、このST62は思いの外
ミッドの強いブルージーな音

しっとりとリードを弾くのに
気持ちよさそうな音です。

けどね、
これならレスポールで
ボリューム絞った音のほうが好み

て思うような音ではあった。

だからあんまり弾かなくなったんだよなぁ。

のちのちST57タイプの
ギターを弾いたときにね、
そちらからは先程の俺のイメージする
ストラトらしい音が出ていた。

ギター買うときにほしい音を
明確にイメージする
のって
大事だと思った。

ということからも
ギターの明確なキャラクターの
違いがほしいならST62よりも
ST57やST72のメイプル指板のストラトがいいと思った。

でもまぁ音質の話でいえば
確かにヌケが悪いというか
スッキリしない音なので
配線材はいじってみても
いいかもしれない。

他社比較

ストラトといえば今や
エレキギターの基本形って
感じですよね。

そのせいか
多くのメーカーから出ています。

となると、
ストラト本家のフェンダージャパンは
間違いない選択なのか?

気になっちゃいますよね?

ではフェンダージャパンと
ほかメーカーの違いとはなにか?

ぶっちゃけネームバリューだと思う。

他社比較といっても、
同じ価格帯のギターであれば
正直音の質感には大差はない。

同じ価格で切磋琢磨してるんだから
振り切った違いは出ないよ。

あとは各メーカーの特色
(サークルフレットシステムとか)や
ネックの形状やフレットの高さによる
弾きやすさとかぐらい。

そんななかで、
どうしても埋められない差といえば

ネームバリューです。

たとえば同じ5万円の
ストラトキャスターがあって
方やFender、
方やcoolzy(島村楽器のPB)
だったらFender買うよねって話。

たとえばバッグを買う時。

5万ぐらいの同じようなバッグで、

  • COACHのバッグ
  • 無名のメーカー

この状況だったら
一般的にはCOACHを
買う人が多いと思う。

その程度には
ネームバリューの差はあるから、
ある意味
”手放すかもしれない”と思う人
フェンダージャパンのほうがいい。

値段が上がることはないが、
大きく下がることもない。

逆に2本目に買うギターなどで、
すでに自分の好みが
はっきりしていたり、
このギターがいいんです!
っていうはっきりしたものがあれば

Fender以外のギターを
買うのもいいと思います。

USAとの比較

ほんとはこの記事ね、
Fender USA VS Fender Japan!
ってことで書きたかったんだけど

僕の所有している

  • ジャパンは60年代モデル
  • USAは50年代モデル

なので、
音の方向性がぜんぜん違ったのさ。

ちくしょー企画倒れだよ。

それを踏まえた上でいうと
50年代モデルのほうが
やはり俺の思うストラトって音です。

まぁ後々動画にまとめるので、
その時は聴き比べてみてくださいよ。

まとめ

今回の記事をまとめると

  • 本家FenderUSAと書式上のスペックは同じ
  • 電装系は微妙だけど本体は良い
  • 改造前提で購入する人に良さそう
  • ネームバリューがあるから手放しやすい
  • もちろんそのまま使うという人にも良い

ST62-TXはミッドのきいた
甘いトーンのギター。
リアピックアップを使った
ギャンギャンするロックより、
フロントトーンを
多用したアルペジオやリードプレイを
メインに考えている人におすすめ。

いまストラトを狙っている人は、
高額なFender Made in Japanもいいが
比較的最近作られた
JDシリアルあたりの
フェンダージャパンの
ギターを狙ってみてはどうだろうか?

ということでした!