そんなに変わらないならいちいちつけたり消したりはめんどくさいんだよね。
実際どう?[/st-kaiwa2]
燃費を良くするためにと言って、エアコンを止めて窓を開けて走ってませんか。
エアコンを使わないことで見違えるほど燃費に効果があるなら、それは確かに効果的です。
でも対して変わらないのであれば、エアコンはつけっぱなしのほうが良いに決まっています。
エアコンを使うと燃費が悪くなるというのは周知の事実ですが、実際どれぐらい燃費が悪くなるのか?
今回はそんな車のエアコンの節約についてお話していきます。
Contents
カーエアコンは高めに設定しても誤差程度の節約
エアコンで車内の空気を冷やすときには、コンプレッサーというガスを圧縮するための機械をエンジンの力で回していて、その出力はだいたい5馬力です。
1馬力とは、馬一頭が引っ張る力なのでなんと馬5頭分の力がエアコンの作動には必要なのです。
ちなみに燃費の負荷は、1割ほどの出力変化となります。
軽自動車の燃費が20km/lならそのうちの1割の2km/l分ぐらい消費しますし、2.5lぐらいのエンジンで燃費が10km/lなら1km/l分程度になります。
軽自動車のような小さなエンジンではその出力が大きな負担になりますし、逆にクラウンのような大排気量のエンジンであればそれほど負担になりません。
燃費の違いは、出力の大きなエンジンになるほど大きく違いは出ないけど、小さいほど影響が大きいということですね。
暖房は実は影響がない
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]エアコンは燃料を消費するんだから、冬場の暖房も控えたほうが良いよね[/word_balloon]
なんて思う人もいると思います。
しかし暖房に関しては遠慮いりません。
ガンガンたいてください。
車の暖房というのは、基本的にエンジンから発生する排熱を利用して空気を温めています。
エンジンの中を通る冷却水を車内に取り込み、そこに風を当てて車内の空気を温めるという構造なので、エンジンは冷えるし車内はあたたまる。
実はWin-Winの関係だったりします。
なので燃料を節約するために暖房を節約しよう、なんてことはする必要がないのです。
ハイブリッドカーは電動コンプレッサーで、燃費への影響は少ない
ガソリン車はエアコンを聞かせるためにコンプレッサーを回すから、エネルギーが莫大必要だという話をしました。
ただ一般的なハイブリッドカーは、電動コンプレッサーと言ってモーターの力でコンプレッサーを回します。
そのためエンジンの負荷になりにくく、燃費が落ちるということはほとんどありません。
ですからバッテリーの充電が十分溜まっていれば、エアコンを切る必要はないのです。
ただ一つだけ注意位が必要。
それは暖房です。
ハイブリッドカーは意図してエンジンを動かさないようにします。
そのため排熱が少なく、暖房には適していません。
むしろ寒冷時には、暖房を効かせるためにわざとエンジンを回して排熱を作る必要があるほどです。
これは無駄ですよね。
なのでハイブリッドカーに関しては、暖房使用を控えることで、燃費に良い影響を与える場合があります。
僕の場合は暖房を控えるためというわけではないですが、こういった暖房が効きにくいハイブリッドカーのデメリットを克服するために、シートヒーターをDIYでつけました。
【簡単?】30プリウスにシートヒーターをDIYで後付けする方法
乗る前の一工夫が節約につながる
エアコンを節約すると燃費が良くなることはおわかりいただけたと思います。
とはいえ、このご時世にエアコンも作動させずに車の中にはいられないですね。
エアコンを掛けながらも燃費を良くする方法があれば一番です。
ではエアコンを使いながらも節約する方法を、3つお話します。
・乗る前にドアを何度か開け締めして、車内の空気を入れ替える
・エアコンのかけ始めは内気循環で
・IRカットのフィルムを貼る
詳しく解説していきます。
乗る前にドアを何度か開け締めして、車内の空気を入れ替える
エアコンのエネルギーを節約するのに一番いいのが、乗る前に車内の空気を入れ替えてしまうことです。
真夏に青空駐車しておいた車って、すっげぇ暑いです。
もうなにこれ?ってくらい暑いですよ。
そんな状態からエンジンを掛けてエアコンを作動させて、どんどん気温を下げていくわけです。
ただカーエアコンもルームエアコンと同じで、車内を適正温度になるまで冷やすのにエネルギーをたくさん使います。
カーエアコンのコンプレッサーも、実は常に動いているわけではありません。
通気口の温度を測っていて、ある一定の温度を上回ると再びマグネットスイッチが音となり、コンプレッサーが回り始めます。
つまり燃費のために必要に応じて動かしているわけですね。
車がオートエアコンの人ならわかると思いますが、エンジンかけたばかりって最大風量ですよね。
あれが続く間はほぼコンプレッサーは回りっぱなしです。
その時間を少しでも短くすれば、エンジンの負荷を減らして燃費向上に貢献するわけです。
そのためにも、まずは車内のあつすぎる空気を入れ替えて、ちょっと冷ましてあげることで負荷が減ります。
それになんといっても人も乗り込みやすいです。
助手席に人がいるなら助手席を少し開けっ放しにしてもらって、運転席ドアを2,3度バタバタとやるだけで空気の入れ替えがすみますよ。
エアコンのかけ始めは内気循環で
もう一つ重要なのが、内気循環を使うことです。
このエアコンの操作パネルの左上にこんなのありますよね。
このスイッチは、エアコンの風を外から取り入れるか、車内の空気を循環させるかを選ぶものです。
こんなのがなんの役に立つの?って感じですが、実は非常に重要です。
エアコンのかけ始めって熱い空気を冷やすわけじゃないですか。
でもそのときに外気導入にしていると、暑い外の空気を冷やして車内に入れることになるので、効率が悪い。
その点、内気循環であれば、一度冷やした空気を循環させながら車内を冷やすので、効率的です。
ですから、エアコンのかけ始めは必ず内気循環にしましょう。
まぁオートエアコンなら勝手にやってくれている場合が多いですね。
ただある程度車内が冷えたら外気循環に戻しておきましょう。
車内が曇りやすくなりますし、なんと言ってもCO2濃度が高まり、眠くなってしまいます。
そうなると運転に支障が出やすいですし、危険です。
IRカットのフィルムを貼る
結構きくのがこの、IRカット(熱線カット)フィルムです。
体感でわかると思いますけど、車で窓越しの部分と光が遮られている部分では感じる暑さが違いますよね。
車内の熱の多くは窓から入ってくる熱線が原因です。
車内に入ってくる光でよく注意されるのが、日焼けを促進するUV(紫外線)と車内をジリジリと熱くさせるIR(赤外線)です。
IRカットフィルムはその名の通り、車内をジリジリ熱くする熱線を90%近くカットしてくれます。
試してもらえばわかるけど、結構違うんですよね。
このIRカットフィルムを窓面全体に施工することで、車内温度の向上を抑えてくれます。
車内の温度が上がるのを防ぐということはその分エアコンの使用が少なくなるということです。
燃料代の節約と人間の快適性の両方に作用するフィルムですので、かなりおすすめです。
最近では車検対応の透明フィルムも登場していますから、フロントガラスやサイドウィンドウにも施工ができますので、運転手にも優しいのが嬉しいですね。
今は節約より身体を重視して
エアコンの使用を控えることで燃費が良くなることはおわかりいただけたと思います。
ただ、最近の日本はあつすぎる!
そのうえエアコンを節約して車内をもっと熱くする?
危険です。
米倉涼子並みに暑苦しいですね。
最近の日本国内の気温は、災害のような暑さを秘めています。
それなのに節約のためとはいえエアコンの使用を控えていては、本当に熱中症で倒れてしまう可能性があります。
ですから、節約と言ってもエアコンを使わないという選択肢を取るのではなく、さきほどご紹介したエアコンを効率良く使う方法を実践してください。
後は設定温度を多少高めに設定しておけば万全でしょう。
うまく車と付き合いながら体調や快適性に考慮し、燃費にも優しいエアコンの節約で車の維持費を抑えてみましょう。
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