気づいている人もいると思いますが、
最近の車は暖房が本当に効きません。
車の暖房には熱くなったエンジンの
排熱を利用しています。
ただ現代のエンジンは
”直噴・充電制御・アトキンソン
・ミラーサイクル・ハイブリッド”
最新の燃費対策のおかげで非常に
熱効率が良すぎて、
暖房に使える熱が少ないのです。
ですから雪国のエコカーは
マジ凍死案件。
凍えて死ぬ前に、プリウスに
シートヒーターを後付しました。
Contents
何を用意すれば良いの?
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200502_112010-1-1024x768.jpg)
まずシートヒーターの取り付けの
前に、シートヒーターを
選びましょう。
後付シートヒーターには、
2通りの選択肢があります。
- シートの上からかけるタイプ
- シートに埋め込むタイプ
大雑把ですが、基本的に
この二種です。
上からかけるタイプ
上からかけるタイプとは、
シートの上に座布団を敷くような
感じで敷くタイプのヒーターです。
こんな感じのもので、中には
送風機能やマッサージまで
ついたものもいます。
ナンジャソリャ( ゚д゚)
メリットは手軽で多機能って
とこですね。
デメリットはその見た目です。
あきらかにシートと質感の違うので、
おばちゃんが車のシートに座布団を
敷いてるみたいにダサいです。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/12/money_kinketsu_man.png)
見た目よりコスパでしょ。
って人はこのタイプがおすすめです。
埋め込みタイプ
埋め込みタイプとはその名の通り、
シートの中に埋め込んでしまいます。
こんなやつです。
見ての通りシートカバーを使って
埋め込んでしまうタイプ。
なので見た目がきれいで
純正のような雰囲気です。
見てくれが大事な僕は今回は
後者を選びました。
埋め込みタイプを取り付けるために必要なもの
さて純正っぽく埋め込みたい僕が、
今回用意したのは先程のヒーター
パネルとこちらのシートカバーです。
安心のレガリアさんから出ている、
プリウスのシートカバーです。
こういったシートカバーの
注意点は2つ。
- 発注前に必ず在庫を確認
- ちゃんと形状が対応しているか
まず在庫!
在庫がない場合、注文から2ヶ月とか
平気でかかります。
真冬の作業とか寒くて死ねるので、
確実に事前確認しましょう。
ちなみにこのとき問い合わせたら
ブラックは在庫豊富で、
その他のカラーはメーカー確認に
なるとのことでした。
そして形状確認!
型式やモデルなど、
ちゃんと形状確認しないと、
付けるときになって合わない!
なんて悲惨なことになります。
プリウスなんかは特にモデルやら
グレード、前期後期など
確認するとこ多すぎです。
注意してね。
シートカバーにヒーターユニットを埋め込みます
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190913_104929-1024x768.jpg)
では早速シートカバーの取り付けと
ヒーターパネルの埋め込みから
はじめます。
シートカバーをかぶせる前に
シートの表にヒーターパネルを
貼り付けましょう。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190913_100635-1024x768.jpg)
難しいことはありません。
場所を決めて両面テープで
貼り付けるだけです。
簡単ですね。
座面が短かい場合は少し切って
サイズを調整するそうですが、
縦に切ると断線して
ヒーターがだめになります。
扱い方は取説に書いてありますので、
必ず取説を参照ください。
そしてシートの座面と背もたれの
隙間からヒーターの配線を後ろに
引き出しておきます。
さぁ、貼ってしまったら
ヒーターは終了。
あとはシートカバーを
かぶせるだけです。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190913_104929-1024x768.jpg)
いきなり完成図ですが、
こうなります。
なんと高級感のある
シートでしょうか。
フィット感の強いシートカバー
ですから滑りにくく、
取り付けは難儀でした。
しかしその分仕上がりは
非常に綺麗です。
では運転席側も同じように
貼り付けて、かぶせていきます。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190913_112648-1024x768.jpg)
完成!
シートヒーターも良いですが、
シートカバー一つで印象が
全然かわります。
つけたばかりで多少癖シワなどは
ありますが、まさかプリウスの
燃費最優先のLグレードとは
誰も思うまい。
ちなみに後ろに座る人は
いない予定なので、
後部座席はヒーター無しです。
なので車から外して、
寒いので家の中で作業します。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190912_155133-scaled-e1592547489329-1024x768.jpg)
これが
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190912_160907-scaled-e1592547564155-1024x768.jpg)
こうなります。
なにこれ、すごい。
これでシートヒーターと
シートカバーの取り付けは完了です。
あとは配線を組み込んでいくだけ。
配線は意外とかんたん
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190107_134433-1024x768.jpg)
ヒーターユニットの取付は完了し、
それをカモフラージュする
シートカバーも付きました。
ではお次に配線していきます。
1、スイッチの加工
まずはシートヒーターの
スイッチを付けます。
スイッチは使いやすいところに
つけるのが鉄則。
ですがあまりにも突拍子もない所だと
後付感でダサいです。
それでは僕のマイナスの美学に
反しますから、あくまで自然な
位置に自然な形で付けていきます。
というわけでプリウスの場合は
センターパネルのガーニッシュに
取り付けます。
というわけで加工のために
とり外して家に持ち込み。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190927_145456-1024x768.jpg)
お気づきな方もいるかもしれませんが
このガーニッシュ自体が社外品です。
USBの給電したかったんですよね。
そんなことはいいとして。
このガーニッシュの右側にある、
いかにもスイッチっぽいところ。
ここにスイッチを
はめようと思います。
ところがスイッチ自体が
大きかったため、ガーニッシュに
はまりません。
まぁ改造ですから
そんなことは想定内。
ガーニッシュの受け側をゴリゴリと破壊調整しながら
スイッチを埋め込んでいきます。
コツも何もありません。
チカラが全てなのです。
そしてできあがったのがこれです。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190927_232921-1024x768.jpg)
ジャン。
俺のこのガーニッシュを見てくれ。
こいつをどう思う?
ちなみに裏は
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190927_232914-scaled-e1592547897971-1024x768.jpg)
後処理雑!
まぁ見えないところなので
気にしませんのよ。
こんなところに性格が出ます。
さぁ次々!
2、配線準備
見た目が完成したなら
次は車内配線です。
このシートヒーターは、
スイッチリレー電源と電熱線の電源は
別物になっています。
リレーは場所的に
シガーから取れば良い。
問題は電熱線の電源を
どこから取るのかです。
なにせシートヒーターです。
ただの電熱線で消費電力が大きいので
それなりの場所から持ってこないと
安心できません。
そこで、プリウスは助手席下にある
ヒューズボックスから電源を
引っ張ることにします。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_110726-1024x768.jpg)
み、見にくい。
とりあえずアクセサリー電源15Aから
引っ張りました。
それをダッシュパネルに這わせて、
先程のガーニッシュ辺りまで
引っ張ってきます。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_113037-1024x768.jpg)
とりあえずくっつけたらこんな感じ。
ごちゃごちゃです。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_113031-1024x768.jpg)
さて元電源は取れました。
次はここから分岐させて、
それぞれのシートへ
電源を供給するわけです。
でもこのまま配線むき出しは
かっこ悪い。
というわけでどこかに
この配線群を隠す必要があります。
ちなみにこの30プリウスの場合は
簡単です。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_102848-scaled-e1592548096928-1024x768.jpg)
この肘掛けを外して
裏に隠しましょう。
配線していく上で面倒なものは
予め外してあったほうが良いので、
まずはばらします。
先程の画像にあるネジを外して、
ヒジ下掛けの左右にも
ねじがあったのでそれも外します。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_103128-scaled-e1592548195136-1024x768.jpg)
ぽろーーん、車って
意外と単純なのです。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_103120-scaled-e1592548245429-1024x768.jpg)
肘掛けの裏の鉄が錆びてますね。
なんででしょう。
まぁ今は忘れて、熱源の電源を確保。
そして広げたすぎた配線を
隠す準備もできました。
後はヒーターパネルに接続して、
配線を隠すだけです。
3、取り付け
それじゃ配線していきます。
それぞれがコネクターになってるので
左右のシート各2枚ずつの
ヒーターパネルにつなげるだけ。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_104532-1024x768.jpg)
簡単ね。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_104320-1024x768.jpg)
そして余った配線は
この裏辺りに隠していきます。
これを同じ要領で
各シートパネル2枚ずつ、
計4箇所をコネクターで接続します。
画像は省略。
そしてそれが終わったら、
先程のリレーのある
ガーニッシュにつなげます。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_104315-1024x768.jpg)
こんな感じになるよね。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190928_113031-1024x768.jpg)
で、最初の画像にあった、
この状態になります。
リレー電源は最初にお話したとおり、
ガーニッシュとセットになっている
シガーソケットの裏から配線しました。
ちなみにこのヒータースイッチ。
スイッチのバックライトが
ヘッドライトに合わせて光る仕組みで
スモール連動にさせるのが
推奨でした。
- でもわざわざそのために
専用の電源を取り直すのが面倒 - +常に光ることで視認性の向上
これらの理由から、リレー電源と
同じ場所から電源取りました。
まぁその方がわかりやすいしね。
さぁ、主電源取りました。
スイッチ電源もOKです。
ヒーターパネルもつなげました。
ライトも付きます。
ではテストしましょう。
スイッチのダイヤルを回して
暫く待つと、、、
シート温かい!!
okです。次行きましょう。
4、もとに戻す
さて配線からテストまで
すべて完了です。
後はもとに戻すだけですが、
やってきたことを逆にするだけ。
なので特に難しいことはないので
がんばって組み立てましょう。
修復が苦手な方はケータイ等で
写真をとりながらすすめると
便利かもしれませんね。
今更ですが(´∀`*)ウフフ
機能性と質感が抜群に向上しました!
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20190913_112648-1024x768.jpg)
だれがこれを見てシートヒーターや
シートカバーを後付だと思うでしょうか。
いや、シートカバーはしわが
あるからバレるかもしれません。
とはいえこれで非常に快適な冬が
過ごせています。
シートヒーターの後付というと
ややこしくて頭を悩ませそうですが、
思いの外簡単だったと思います。
実際に必要な配線は、
- 常時
- ACC
- スモール
- アース
この4点ですから、ETCをつける程度の
電装品の知識がある人であれば、
取り付けできるでしょう。
プリウスは暖房効くまでが
極端に遅いからとても効果的です。
最近の燃費の良い車で
暖房が効かなくて悩んでるあなた。
車のことで相談があったら
いつでも乗ります。
よいカーライフを!
うちの車。
燃費がいいのは嬉しいんだけど、冬場は暖房が効かなくて凍えそうにゃ。
たくさん着込んで運転すると危ないし、そもそもおしゃれできない!
シートヒーターはお尻や背中から暖かくなって便利なんだけど、家の車にもつかないかしら?