【簡単?】30プリウスにシートヒーターをDIYで後付けする方法

ソフィ

うちの車。

燃費がいいのは嬉しいんだけど、冬場は暖房が効かなくて凍えそうにゃ。

たくさん着込んで運転すると危ないし、そもそもおしゃれできない!

シートヒーターはお尻や背中から暖かくなって便利なんだけど、家の車にもつかないかしら?

気づいている人もいると思いますが、
最近の車は暖房が本当に効きません。

車の暖房には熱くなったエンジンの
排熱を利用しています。

ただ現代のエンジンは
”直噴・充電制御・アトキンソン
・ミラーサイクル・ハイブリッド”

最新の燃費対策のおかげで非常に
熱効率が良すぎて、
暖房に使える熱が少ないのです。

ですから雪国のエコカーは
マジ凍死案件。

凍えて死ぬ前に、プリウスに
シートヒーターを後付しました。

何を用意すれば良いの?

まずシートヒーターの取り付けの
前に、シートヒーターを
選びましょう。

後付シートヒーターには、
2通りの選択肢があります。

  • シートの上からかけるタイプ
  • シートに埋め込むタイプ

大雑把ですが、基本的に
この二種です。

上からかけるタイプ

上からかけるタイプとは、
シートの上に座布団を敷くような
感じで敷くタイプのヒーターです。

こんな感じのもので、中には
送風機能やマッサージまで
ついたものもいます。

ナンジャソリャ( ゚д゚)

メリットは手軽で多機能って
とこですね。

デメリットはその見た目です。

あきらかにシートと質感の違うので、
おばちゃんが車のシートに座布団を
敷いてるみたいにダサいです。

コスパ星人

見た目よりコスパでしょ。

って人はこのタイプがおすすめです。

埋め込みタイプ

埋め込みタイプとはその名の通り、
シートの中に埋め込んでしまいます。

こんなやつです。

見ての通りシートカバーを使って
埋め込んでしまうタイプ。

なので見た目がきれいで
純正のような雰囲気です。

見てくれが大事な僕は今回は
後者を選びました。

埋め込みタイプを取り付けるために必要なもの

さて純正っぽく埋め込みたい僕が、
今回用意したのは先程のヒーター
パネルとこちらのシートカバーです。

安心のレガリアさんから出ている、
プリウスのシートカバーです。

こういったシートカバーの
注意点は2つ。

  • 発注前に必ず在庫を確認
  • ちゃんと形状が対応しているか

まず在庫!

在庫がない場合、注文から2ヶ月とか
平気でかかります。

真冬の作業とか寒くて死ねるので、
確実に事前確認しましょう。

ちなみにこのとき問い合わせたら
ブラックは在庫豊富で、
その他のカラーはメーカー確認に
なるとのことでした。

そして形状確認!

型式やモデルなど、
ちゃんと形状確認しないと、
付けるときになって合わない!
なんて悲惨なことになります。

プリウスなんかは特にモデルやら
グレード、前期後期など
確認するとこ多すぎです。

注意してね。

シートカバーにヒーターユニットを埋め込みます

では早速シートカバーの取り付けと
ヒーターパネルの埋め込みから
はじめます。

シートカバーをかぶせる前に
シートの表にヒーターパネルを
貼り付けましょう。

難しいことはありません。

場所を決めて両面テープで
貼り付けるだけです。

簡単ですね。

座面が短かい場合は少し切って
サイズを調整するそうですが、
縦に切ると断線して
ヒーターがだめになります。

扱い方は取説に書いてありますので、
必ず取説を参照ください。

そしてシートの座面と背もたれの
隙間からヒーターの配線を後ろに
引き出しておきます。

さぁ、貼ってしまったら
ヒーターは終了。

あとはシートカバーを
かぶせるだけです。

いきなり完成図ですが、
こうなります。

なんと高級感のある
シートでしょうか。

フィット感の強いシートカバー
ですから滑りにくく、
取り付けは難儀でした。

しかしその分仕上がりは
非常に綺麗です。

では運転席側も同じように
貼り付けて、かぶせていきます。

完成!

シートヒーターも良いですが、
シートカバー一つで印象が
全然かわります。

つけたばかりで多少癖シワなどは
ありますが、まさかプリウスの
燃費最優先のLグレードとは
誰も思うまい。

ちなみに後ろに座る人は
いない予定なので、
後部座席はヒーター無しです。

なので車から外して、
寒いので家の中で作業します。

これが

こうなります。

なにこれ、すごい。

これでシートヒーターと
シートカバーの取り付けは完了です。

あとは配線を組み込んでいくだけ。

配線は意外とかんたん

ヒーターユニットの取付は完了し、
それをカモフラージュする
シートカバーも付きました。

ではお次に配線していきます。

1、スイッチの加工

まずはシートヒーターの
スイッチを付けます。

スイッチは使いやすいところ
つけるのが鉄則。

ですがあまりにも突拍子もない所だと
後付感でダサいです。

それでは僕のマイナスの美学に
反しますから、あくまで自然な
位置に自然な形で付けていきます。

というわけでプリウスの場合は
センターパネルのガーニッシュ
取り付けます。

というわけで加工のために
とり外して家に持ち込み。

お気づきな方もいるかもしれませんが
このガーニッシュ自体が社外品です。

USBの給電したかったんですよね。

そんなことはいいとして。

このガーニッシュの右側にある、
いかにもスイッチっぽいところ。

ここにスイッチを
はめようと思います。

ところがスイッチ自体が
大きかったため、ガーニッシュに
はまりません。

まぁ改造ですから
そんなことは想定内。

ガーニッシュの受け側を
ゴリゴリと破壊調整しながら
スイッチを埋め込んでいきます。

コツも何もありません。

チカラが全てなのです。

そしてできあがったのがこれです。

ジャン。

俺のこのガーニッシュを見てくれ。

こいつをどう思う?

ちなみに裏は

後処理雑!

まぁ見えないところなので
気にしませんのよ。

こんなところに性格が出ます。

さぁ次々!

2、配線準備

見た目が完成したなら
次は車内配線です。

このシートヒーターは、
スイッチリレー電源電熱線の電源
別物になっています。

リレーは場所的に
シガーから取れば良い。

問題は電熱線の電源を
どこから取るのかです。

なにせシートヒーターです。

ただの電熱線で消費電力が大きいので
それなりの場所から持ってこないと
安心できません。

そこで、プリウスは助手席下にある
ヒューズボックスから電源を
引っ張ることにします。

み、見にくい。

とりあえずアクセサリー電源15Aから
引っ張りました。

それをダッシュパネルに這わせて、
先程のガーニッシュ辺りまで
引っ張ってきます。

とりあえずくっつけたらこんな感じ。

ごちゃごちゃです。

さて元電源は取れました。

次はここから分岐させて、
それぞれのシートへ
電源を供給するわけです。

でもこのまま配線むき出しは
かっこ悪い

というわけでどこかに
この配線群を隠す必要があります。

ちなみにこの30プリウスの場合は
簡単です。

この肘掛けを外して
裏に隠しましょう。

配線していく上で面倒なものは
予め外してあったほうが良いので、
まずはばらします。

先程の画像にあるネジを外して、
ヒジ下掛けの左右にも
ねじがあったのでそれも外します。

ぽろーーん、車って
意外と単純なのです。

肘掛けの裏の鉄が錆びてますね。

なんででしょう。

まぁ今は忘れて、熱源の電源を確保。

そして広げたすぎた配線を
隠す準備もできました。

後はヒーターパネルに接続して、
配線を隠すだけです。

3、取り付け

それじゃ配線していきます。

それぞれがコネクターになってるので
左右のシート各2枚ずつの
ヒーターパネルにつなげるだけ。

簡単ね。

そして余った配線は
この裏辺りに隠していきます。

これを同じ要領で
各シートパネル2枚ずつ、
計4箇所をコネクターで接続します。

画像は省略。

そしてそれが終わったら、
先程のリレーのある
ガーニッシュにつなげます。

こんな感じになるよね。

で、最初の画像にあった、
この状態になります。

リレー電源は最初にお話したとおり、
ガーニッシュとセットになっている
シガーソケットの裏から配線しました。

ちなみにこのヒータースイッチ。

スイッチのバックライトが
ヘッドライトに合わせて光る仕組みで
スモール連動にさせるのが
推奨でした。

  • でもわざわざそのために
    専用の電源を取り直すのが面倒
  • +常に光ることで視認性の向上

これらの理由から、リレー電源と
同じ場所から電源取りました。

まぁその方がわかりやすいしね。

さぁ、主電源取りました。

スイッチ電源もOKです。

ヒーターパネルもつなげました。

ライトも付きます。

ではテストしましょう。

スイッチのダイヤルを回して
暫く待つと、、、

シート温かい!!

okです。次行きましょう。

4、もとに戻す

さて配線からテストまで
すべて完了です。

後はもとに戻すだけですが、
やってきたことを逆にするだけ。

なので特に難しいことはないので
がんばって組み立てましょう。

修復が苦手な方はケータイ等で
写真をとりながらすすめると
便利かもしれませんね。

今更ですが(´∀`*)ウフフ

機能性と質感が抜群に向上しました!

だれがこれを見てシートヒーターや
シートカバーを後付だと思うでしょうか。

いや、シートカバーはしわが
あるからバレるかもしれません。

とはいえこれで非常に快適な冬
過ごせています。

シートヒーターの後付というと
ややこしくて頭を悩ませそうですが、
思いの外簡単だったと思います。

実際に必要な配線は、

  • 常時
  • ACC
  • スモール
  • アース

この4点ですから、ETCをつける程度の
電装品の知識がある人であれば、
取り付けできるでしょう。

プリウスは暖房効くまでが
極端に遅いからとても効果的です。

最近の燃費の良い車で
暖房が効かなくて悩んでるあなた。

車のことで相談があったら
いつでも乗ります。

よいカーライフを!