車のサビはがんやゴキブリみたいなもので、少し見えたらかなりの確率でかなり進行してます。
とはいえ古くなった車、ましてや見えないところにわざわざ金かけての修理なんてお金が勿体ないです。
しかしそのまま見て見ぬ振りではさらに進行していきますから、気づいたからにはどうにかしなくてはなりません。
なので今回はお金をできるだけかけずにトランクルームの錆びを、DIYで修理します。
修理で使ったものと直した方法を解説していきます。
サビの修理に必要なものたち
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20171218_114113-scaled-e1593058614161-1024x770.jpg)
まずは錆びた部分をどうにかするために必要な道具を揃えていきましょう。
僕が使ったのは以下のものです。
- マイナスドライバー(サビを削るのに使いました)
- あら目のサンドペーパー(150番代、サビを削り取る)
- 錆転換剤(サビの進行を止めます・下にリンク載せます)
- アルミテープ(ボディの穴を塞ぐのに使います)
- パテ(塞いだ穴に盛ります・下にリンク載せます)
- サーフェイサー(塗装して防錆します)
- 新聞紙(無駄なところに塗料が飛ばないように養生用)
- 養生テープ(新聞紙はるのに使います)
ちなみに錆転換剤とはボディにできた赤錆を強固な黒錆に変えてしまい、サビの進行を止める薬剤です。
パテはアルミテープの上から塗り込んでいく予定なので、厚塗りタイプのパテを用意しました。
錆びたボディを修復していきます
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20180615_114519-1024x768.jpg)
こちらは以前雨漏り対策を施したマーチくん。
雨漏りはすっかり収まってくれたんだけどその溜まった水で、サビたのです。
これをちゃんと抑え込まないと人間のガンみたいなもので、徐々に体を蝕んでいきます。
内装のパネルを外していく
まずは、サビを落とすにも塗装するにもじゃまになってくる内装パネルを外していきます。
ここを参考にしてください。
k12マーチはシンプル構造のコンパクトカーですから、簡単に剥がしていくことができます。
でも内装パネルはパズルのようになってるので無理やり外すと爪が割れたりボルトが割れたりします。
上の方から気をつけながら外してください。
まぁ一度雨漏り修理のときにもばらしているので、なんの問題もなく簡単に剥がしていけます。
マーチのサビを除去する
まずはマーチのトランクルームにあるサビを消していきます。
まずすごいでかいサビから消します。
消すっていうか車載工具のマイナスドライバーで、勢いと根性でガンガン削っていました。
紙やすりじゃ埒が明かないので、表面サビをマイナスドライバーで削ろうとしたんですね。
するとなんと車体に穴が空いたのです!
ある程度は表面サビだけで取れる部分が多かったんだけど、トランクルームの一部はもう腐って終わってました。
参ったなぁ、もう焦りすぎて写真を取ることも忘れたくらい。
とりあえず空いてしまったものは仕方ありませんから、とりあえずまずはサビを削ることに集中。
大きく膨れ上がった頑固なサビが落とし終わったら、次は小さなサビをサンドペーパーで削っていきます。
これが意外と重労働です。
150番ぐらいのあら目のサンドペーパーでサビの表面をどんどん削っていきます。
さて、一連の流れで一通りサビを落とし終わりました。
錆転換剤を塗って錆を抑え込む
ではお次は多少残ったサビたちをそのまま防錆しちゃいます。
ホルツの錆転換剤のおでましです。
最初に説明したとおりで赤錆の部分に塗ると強力な黒錆になって、これ以上のサビの進行を防いでくれる代物です。
ケチってもまた使うことはないだろうから、とりあえずふんだんに塗ることに。
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塗ったばかりは透明な液体ですが、塗ってしばらく時間が経つとこんな感じになります。
赤い部分が真っ黒になってしまえば、ここからサビの進行はなくなるそうです。
さてサビの進行を抑えてしまったなら次、空いてしまった穴を埋める作業へ移ります。
穴を埋めていきます
サビを削っているとぶち抜いてしまったトランクルーム。
次はそこを埋めていきす。
ここからがメインコンテンツですが、この作業は外から見える部分ではないので雑にいきます。
丁寧な仕上げは考えていません。
・まずは患部周辺をガラスクリーナーかなんかで脱脂します。
大事です。
・そして内側から程よい大きさに切ったアルミテープを貼ります。
しっかり脱脂しないと剥がれるからね!
・しっかり貼り終わったら次に、上からパテ盛りをしていきます。
テキトーなダンボールの上に1剤と2剤を出してヘラでしっかりとこねこね。
で、アルミテープの上から塗りたくった結果。
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雑さがにじみ出ています。
アルミテープが浮き上がらないぐらいに厚く上から塗ってあげましょう。
まぁ見える部分じゃないからそんなに気負う必要はありません。
隣にシーリングが見えると思いますが、これメーカーの仕事ですが別にきれいじゃないでしょ?
これが乾いたら最終仕上げにかかりましょう。
サビを落すときにサンドペーパーで削ったりもしていたので、塗料が削れて金属面が出ている部分もあります。
というわけで最終仕上げの塗装です。
トランクルームに塗料を塗るぜ
最後は缶スプレーで防錆かけます。
塗装というより防錆ですから色付きは必要ありません。
なので下塗り塗料であるサフェイサーを塗ったくります。
というわけでまずはマスキング!
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ドンッ
はい、マスキングテープ必要とか書いときながら、ガムテープと新聞紙で適当に貼りました。
いや、マスキングテープあったほうがいいです。
だってガムテープだとあとが残るんで。
この後それとるの大変でしたから。
というわけで養生したらスプレーでガンガン塗っていきます。
シューっと塗っていくとこれが、
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こうなりました。
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さらに厚塗していきます。
![](https://shinji-spirits.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20181005_130206-1024x768.jpg)
ん、バッチリ!
後は塗料が乾くのを待ってもとに戻すだけです。
てかマスキングも適当で、車内に入らないことを第一に考えたけど、あの状態だとよく考えたらボディにも付きそうだよね。
なので塗った後にそう思ってすぐに洗車したから大丈夫だと思う。
というわけで今回はマーチのサビ除去手術の回でした。
これだけテキトーな作業ですが、半日程度の時間と2,000円足らずの出費で修理ができました。
板金に持っていけば数万円コースできれいに仕上がりますが、これで十分でしょう。
このときの内装の全バラシに味をしめて、フロアデッドニングも施工しています。
スペアタイヤをチェックしたら、フロアが錆びて大変なことになってたにゃ。
でも今更保証もない古い車だからお金かけて直すのも気後れする。
自分でなんとかできないものですかにゃ?