【緊急手術!】ストラトキャスターのギターから、折れたアームの破片を抜き取って修理する

ソフィ
ソフィ
この間ギターのメンテしようと思ってギターのアームを外そうとしたら、逆に回してたみたいでねじ切れちゃった!
手も届かないから破片が抜けないし、新しいアームが入らないじゃん。
なんとかならない?

webライターギタリストの慎二です(@shinjiDOS)

そう、何を隠そう僕のギターが今回の被害者です。

アーム外れないなーと思ってくるくる回してたら、大した力を込めたつもりではなかったのに気がついたら”ボキンっ”と言ってました。

フェンダーのギターは昔からのアーム構造で、ネジのように回し込む構造となっています。

ロック式トレモロのような柔軟な動きはできませんが、単純な構造でとても扱いやすいです。

ただなぜかふとした瞬間にねじ込みすぎてて取れなくなったり、そのままねじ切れて折れてしまったりというトラブルもあるのです。

そこで今回は僕のその時の対処法をもとに、ストラトのアームの直し方をお話していきます。

修理に必要なものはマイナスドライバー!

まずどう頑張ってもそのままの状態ではアームの残骸は取り除けないことは見てわかると思います。

というわけでアームを取り外すために必要な道具を揃えます。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ

僕の場合最低限上記3点でなんとかしました。

あとはお好みに合わせて、ドライバーなどからボディを保護するクロスや床に直置きしたくない場合はダンボールなどを用意してもらえれば問題ありません。

折れたアームを除去する手順

アームの残骸除去の方針を説明します。

力技ですがアームの穴に入るギリギリの大きさのマイナスドライバーで、アームの残骸の上から力任せに押しながら回して、ネジのように抜くという方法です。

ちょっとした引っ掛かりに引っ掛けながら回していきます。

ただ結論から言うと、これだけではうまくいきませんでしたので結果的にブリッジ全体をバラすことになりました。

最初にこの作業をやっておくことで、怪我する可能性は減ると思います。

残骸の溝に引っ掛けながらまわす

まずは折れたアームの頭を少しでも出すために、マイナスドライバーで回していきます。

ねじ切れたアームの残骸もきれいに切れているわけではなくちょっと引っかかる部分がありますから、そこにうまく引っ掛けながら少しづつ回していきます。

とはいえ、文章に書くと簡単に聞こえますが、やってみると意外と滑って思うように回りません。

たまにずりっと手元が狂う時もありますから、とても危ないです。

こんな感じで10分以上格闘したところで多少ブリッジの中に残骸が顔を出し始めました。

しかしすでに何度か手元が狂って怪我をしかけたので、このままマイナスで回しながら抜くのはやめてブリッジをばらして抜く方法に転換します。

ブリッジを分解する

ではブリッジを分解するためには、ギターをかなりばらしていかねばなりません。

というわけで続けて弦をはずします。

ここは皆さんなれてると思いますからちゃちゃっと緩めて、ぱちぱちっと切って、しゃしゃっと丸めて、燃えないゴミへ。

あとはプラスドライバーで裏蓋を外してボディとブリッジをつなぐスプリングを外し、ボディの表にあるブリッジを止めているネジを外してしまえばブリッジの取り外し完了です。

ブリッジが出てきたら鉄の部分というか根元の部分を外すために、ギターの弦を通す部分(サドル)を外していきます。

そしたら表の鉄板と裏の重石をつなぐ3本のねじがあるので、それを外したらやっとバラせました。

重石の右の方をよくみてください。ちょこっとでてるでしょ?

最初にマイナスドライバーで回したとき、ブリッジの鉄板が微妙なサポートというかガイドになってくれていたのでここまではなんとか出てきてくれます。

もし最初っからこのバラバラの状態で残骸を抜こうと思ったらとても大変ですし、危険です。

自分の頑張りを褒め称えつつ、ペンチで少し出っ張ってるこいつを回しながら抜いていきましょう。

ここまで出てきていれば簡単ですね。

はい、これにて残骸除去手術完了です。

新しいアームの取付

後はばらしてきた手順通りに戻していくだけなのですが、一つだけ注意点があります。

ボディ表のブリッジを固定するネジです。

ブリッジビスは締め具合でブリッジのフローティング具合を調節しているので、演奏の自由度とギターの安定性を大きく左右する部品ですからしっかりした調整が必要です。

僕が自分のストラトでやったのは、6本のネジのうち真ん中の4本はブリッジを邪魔しない程度までフリーに、外側2本で固定するような締め方です。

締めすぎるとブリッジは自然に浮いてしまいますし、ゆるすぎるとバタバタと暴れてしまいます。その調度良い塩梅を見つけてください。

ここの調整が終われば後は弦を張り替えて、オクターブなどをしっかり合わせて下さい。

そして最後に新しいアームを取り付けていきます。

滅多なことはないと思いますが、定員さんにサイズなどを確認して、間違いないやつを買ってきました。

そしてこいつを差し込んで、完成です!

これで一件落着。

ギターのメンテナンスには最新の注意を

ネットで調べてみると、ストラトのアームを根元から折ってしまう事象はよくあるようで、「思い切ってブリッジ変えちゃいました。」「力技でアーム抜いたよ!HAHAHAHA。」「アーム使わねぇし支障なし!」などいろんな意見がありました。

実は僕もアームが抜けなくなってしまったとき、ついでに素材の重いブリッジに交換しようと思っていました。

しかし調べてみるとなかなか気に入るものが売っていなかったり、あったとしても非常に良い値段がするなどし、そもそも俺そんなストラト弾かねぇ、と思いとどまりました。

今回の修理はストラトキャスターの構造を見直すにも良い機会でしたし、新たなセッティングを考えつくなどギターと向き合うにはちょうどよいタイミングでした。

ただなんどもお話したとおりで手元が狂って怪我をする可能性が非常に大きい修理です。

最新の注意と手袋やダンボールなどによる保護など目一杯養生をして望んでください。

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