自分探しが我が人生。
でも職場を転職したところで待遇が良くなるとも限らないし、ましてや条件が良くなることなんてあるのでしょうか。
あなたの現状が、現在誰もが認める仕事ができる人で、ヘッドハンティングなどに会うぐらい自他ともに認める優秀な人物であれば、転職した先で好条件に当たることができるでしょう。
ただ一般的な会社員ではそういったことを叶えるのは夢のまた夢です。
そして最終的に自分の力で生きていく”フリーランス”という道を考えます。
なにしろ僕がそうです。
僕はフリーになって「これを成し遂げたいんじゃ!」という意気込みや気合などは全く有りませんでした。
ぶっちゃけ「とりあえずブログがyoutubeで少し頑張ったらなんとかなるんじゃない?」という超甘い見込みで仕事をやめています。
まぁそれらは結果的に全くどうにもなっていません。
しかしそんな僕でも、webライターという立場でフリーランスを過ごし、3年目です。
そんな僕「スキルなしで会社をやめた人間」が送る、仕事をもうやめたくなった人へのお話です。
Contents
3ヶ月の生活費を用意しておけば、あとはなんとかなる
会社を辞める踏ん切りというのは、ある日突然です。
「もう会社むり、やめる。」
そう思ったとき、3ヶ月ほどのりきれるお金があればなんとかなります。
僕の場合すでに。
「もうこの会社もだるいし、車のリースも終わるし、そろそろ会社もやめたいなぁ」
と思っていました。
この頃、僕の務めるディーラーでは電話での販売という会社方針が掲げられていました。
そのため会社から、毎日の電話20件以上というノルマがかけられていたのです。
こんなノルマがあるせいで、だいたいいつも連絡取るようなかけやすいところから電話をかけていくため、月末に近くなればなるほど電話をかけやすいところはなくなっていきます。
ある日、気持ちが落ち込んでいて今日はもう何もできない日がありました。
そんなとき
「今日はお前が電話を終わらせるまで俺も残る」
という店長の一言で我慢大会が始まりました。
定時は19時ですが、そこから1時間ほど経った頃。
先に音を上げたのは僕でした。
「もう電話嫌なんで会社辞めます。」
そして約8年勤めた会社をやめました。
僕が突然すぎるのでしょうかね?
そして現在のフリーへの道を走り始めました。
とりあえずフリーランスとして独立したいというのであれば、まずは3つのことを考えましょう。
- 3ヶ月分の生活費があれば半年はなんとかなる
- 税金類は減免申請必須
- スキルが無いなら嫌ほど考える時間が必要
というわけでそれぞれを見ていきます。
3ヶ月分の生活費があれば半年はなんとかなる
3ヶ月分という根拠は、雇用保険がもらえるようになるまでの期間です。
その間なんとかして耐えられるようにお金を用意しておけば、合計で約半年間は時間を作ることができます。
その間に自分がやりたいことを実現するための準備・実行をしていきましょう。
貯金もそうですが、多少は退職金というのもあると思いますので、多少の前後するお金はそこで補填できます。
ちなみにもう会社というところに戻る気もないのであれば、うつ病などの診断書を提出して会社をやめることで、会社都合の退職によって雇用を保険を早くもらうこともできます。
もちろんこれについては雇用保険という特徴柄、賛否両論あると思います。
ただこれから生きていくためになんとかしてお金を稼がないといけないというときに、これぐらいのことはやってのけないとフリーランスなんてやってられないです。
払うもの払ってるんですから遠慮しなくていいと思います。
税金類は減免申請必須
会社をやめて収入が0になったところで、国は税金の請求を止めてくれません。
しかし自分で申請しに行けば色々と減免を受けることが可能です。
ただでさえ収入が激減、もしくはなくなるのです。
自分の都合だとかなんだとか考える人もいるかも知れませんが、カッコつけて生きていけるほど優しく有りません。
抑えられる出費は少しでも抑えていくという考えを持たなければ、自立して稼いでいくことは難しいです。
堂々と減免申請を受けましょう。
ただし嘘はだめよ。
スキルが無いなら嫌ほど考える時間が必要
正直スキルがない人は、ほぼ会社の稼げる仕組みに乗って生きてきただけなので、商売のいろはが全くわかりません。
なので何が大切なのか、何をしたら良いのか、スべきなのか、考える時間・考えを変える時間が大量に必要です。
そもそもスキルなし男です。
つまりやりたいことはあってもそれが実現できるスキルがない、お金に換金できそうなスキルを持ってないという次点で、どんな商売を始めても成功しません。
フリーランスは結局の所商いです。
理想を現実化したい人が望むサービスを提供して、初めてお金が発生します。
そんなの当たり前じゃにゃいか!
こういう人もいると思いますが、これってわかっているようでわかりません。
ですからまずはなんでもやってみる必要があります。
そして失敗します。絶対に。
そこからまた考えて次の手を打つということを何度もしていかなくてはなりません。
そのためにはある程度時間が必要です。
極限まで税活費を抑えて、それでやっていける環境を作りましょう。
フリーランスだからといって事業収入に頼る必要はない
フリーランスになると収入がなくなってやっていけないという不安は絶対にあると思います。
ただ安心してください。
フリーランスだからといって事業収入だけに頼る必要はないのです。
というのも3つの理由があります。
- バイトをしたって問題ない
- バイトを通して自分でお金を稼ぐ力をつける
- そもそもいきなり素人が成功できるはずがない
では見ていきますね。
バイトをしたって問題ない
まずフリーランスだからといってバイトをしてはいけないわけでは有りません。
自分の仕事をこなしつつもアルバイトをして生活費を補填していくという作業は重要です。
今ではYOUTUBEで圧倒的な地位を築いているHIKAKINさん。
彼もYOUTUBEを始めたばかりの頃は人間ジュークボックスとか言いながらスーパーのアルバイトをこなしていました。
そしてYOUTUBE上でコンテンツを充実させていき、ようやく達成したのが日本のトップユーチューバーという立場です。
どれだけの期間頑張ったのか、僕も当時を知らないのでわかりません。
ただ初期はマネタイズなんて有りませんでしたから、YOUTUBEだけでお金なんて稼げません。
アルバイトは甘えだとかなんだとか言ってたら速攻で資金が尽きて終了です。
僕自身も仕事をやめてからブログやYOUTUBE、プログラミングなど色々行ってきました。
その間はアルバイトもしながらいろいろ試しています。
もし自分のコンテンツを作るだけで、それ以外でお金を稼いでは行けないというルールがあったら誰も挑戦できなくなってしまいます。
普通にバイトをして稼ぎましょう。
バイトを通して自分でお金を稼ぐ力をつける
正社員だったあなたがバイトをするということは、なんだか自分のレベルを落としているような気持ちになりません?
僕は一瞬ですがなりました。
やはり正社員のほうが上というイメージが強いんでしょうね。
ただ実は、アルバイターのほうが圧倒的に自分で考える必要がある生活をしています。
会社員て正直、ただ毎日通勤して毎月決まったお金もらってという、わりと飼いならされた生活です。
しかしアルバイトは、自分の収入でいくらまでならどれだけ税金がかからないか、とか確定申告やその他納税など全部自分で行わなくてはなりません。
さらに時給仕事とはいえ、自分から仕事を取りに行く姿勢など、すでに個人事業主の一環みたいなものです。
アルバイトって結構ハードですよ。
ただその上で、即金になるからと言ってアルバイトばかりしていてもその先は見えません。
かならず自分のスキルやコンテンツを作り上げるという目的意識を持って自分の時間を分配しなくては、この生活は成り立たなくなってしまいます。
独立したんだからすべての収入は事業収入じゃないといけない。
なんて変なプライドや思い込みは捨てましょう。
まずは飼いならされた社畜から、自分で生きていくためになんでもやってやるという強い意志が必要です。
そもそもいきなり素人が成功できるはずがない
フリーランスとして独立したらすぐにお金が稼げるようになるなんて思っていませんか?
まず有りえませんからね。
確かに世の中では2、3ヶ月で実績を出している人は確かにいるようです。
でもそれって実は、宝くじで一等をひくのに近いくらい可能性は低いです。
元々才能があった、奇跡のタイミングに乗った、このときに向けて着々と準備していたなど、とてもすごい人たちが起こす奇跡です。
ただの一般ピーポーのスキルなし民族は夢を見てはいけません。
通常であれば半年から1年、長い人なら3年以上はかかるでしょう。
僕なんかはすでに3年フリーランスやってますが、月に100万もの収益を上げたことは有りません。
そいうのもビジネスの世界は、なぜか変な広告のおかげで簡単にお金が稼げると錯覚している人が多いです。
こんなの。
現実を見て考えてください。
ビジネスシーンはプロアスリートの巣窟です。
昨日野球始めようと思って野球のグローブと入門書を買った人間が、いきなり巨人×阪神戦のマウントに立つようなものです。
打てます?
取れます?
投げれます?
デッドボール受けたら死にますよ。
そう考えたら先程の広告がいかに馬鹿げているかがわかると思います。
フリーランスとして大成功するということはまず簡単では有りません。
とくに正社員を抜けたばかりの人間なんて、正直ビジネスのビの字もわかりません。
ですから時間をかけていろいろ試していき、そして自分を知り、そしてどういう風に市場で生きていくかを考えなくてはならないのです。
事業収入だけで生き抜こうなどと考えなくていい。
とにかくどうにかして稼いで生きていく、まずはその思いで突き進みましょう。
とりあえずできそうなことを試してみる
正直会社を辞めて自分の力で生きていくと息巻いたものの、何をしたら良いか全くわかりません。
その場合は、3つの順でできそうなことを片っ端から試しましょう。
・お金が稼げそうなことをやる
・自分がやりたかったことをやる
・それ以外を排除する
お金が稼げそうなことをやる
まずは、なんだかんだでお金が稼げそうなことをやりましょう。
プログラミングスクールでプログラミングを学んでスキルを付けるのもよいですし、僕のようにwebライティングをやってみるのもありです。
とりあえず目先の問題は、自分の力でお金を生み出してそれを継続できるかどうかです。
そういったスキルができるだけで、今後失敗して全てを失っても「あ、またあれやっておかね作ればいい」と思えるだけでも心の余裕ができます。
自分がやりたかったことをやる
そして自分のやりたいことを始めましょう。
あなたのメインコンテンツです。
音楽をやりたいのか、YOUTUBEを上げていきたいのか、ブログをやりたいのか、自分のやってみたい分野を開拓しましょう。
僕の場合ははじめYOUTUBEをやってみました。
しかしとくに発信したいこともないうえ、動画編集も楽ではありません。
一本の動画を上げるだけでかなり時間がかかってしまい、手詰まりでした。
その後、ブログの一本化を図りましたが、未だに硬い収益を上げていません。
こういった発信系は、マーケティングなど多種多様な知識が必要になるため、かなりの学習がいります。
先程の稼ぐスキルと同時並行でガンガン勉強して、こちらのコンテンツを完成させましょう。
それ以外を排除する
そして重要なのは、それ以外をやらないことです。
人間、あれもこれもとやるほど能力は有りません。
ブログをやるにもYOUTUBEをやるにもプログラミングをやるにも、それぞれ表面に見える以上の努力と勉強が必要です。
ブログで収益を上げると言っても、毎日日記のように上げているだけでは全く無駄です。
どういった人に向けたものか、どういった検索で出てくるか、多くの人に見てもらうためにSNSでリーチを掛けるか、そして何で収益化をかけるか。
ブログ一つをとってもかなりのボリュームです。
なので一つをやりつつ他のことをやろうとしても、正直厳しいです。
できるだけ稼げる領域と今やりたい領域が近いものを選ぶと良いでしょう。
僕の場合はwebライティングからのブログです。
そしてそれ以外はやりません。
ていうかできません。
その一つにコミットして、ガンガン進んでいきましょう。
何をやるか、以上に何をやらないかを決めるほうが大事だとも言えるでしょう。
僕自身、会社をやめたときに人よりできることなんて、車の販売や手続き、電装関係の取り付けです。
これで独立を考えても設備投資に対して回収できる目処が立ちませんし、結局のところ雇われないと発揮できないスキルです。
つまり自力で稼ぐことは難しい状態でした。
そしてYOUTUBEビジネスのセミナーにも参加しました。
そんなときに一つの質問がありました。
あなたが人に教えられるものはなんですか?
周りにはヨガの講師や整体師、会社の役員や特殊な病を身内が抱えている、引きこもりの過去があるなど特別なコンテンツをもっています。
そんななか僕は普通に学校を卒業して普通に就職して、何かをなせるかもしれないという思いで会社をやめただけの人間です。
ぶっちゃけ強い悩みも共感も有りません。
ちょっと人よりギターが弾けますが上には圧倒的に上がいます。
周りのみんなが自分の長所を上げていく中、僕は全く出ませんでした。
今ならこの質問に対して答えはいくつか思い浮かびますが、それも今だからです。
もう会社が限界だと感じたとき。
- 3ヶ月分の生活費がある
- バイトしながらでも続ける覚悟がある
- やってみたいことがある
以上があればやめてもなんとかなります。
ただ僕と同じようにフリーランスとして立ち上がるには、かなりの時間がかかると思います。
そうして自力で稼ぐ方法を調べて実行しながら変なプライドを捨てていけるはずです。
すると必ず生活できる程度のお金が稼げるようになります。
ですから、まずはできることを何でも試してみましょう。
会社もう無理、限界。
でも正直今の仕事は独立してできるような内容でもないし、特別なスキルもないから辞めたら詰む。
結局転職しても一般的には条件下がるだけでそんな変わらないだろうから、特別なスキルのない私はこのまま続けたほうが良いのかな。