できるだけ長持ちさせたいんだけど、なにかいい方法ってない?[/st-kaiwa2]
例えば車検の時、バッテリー交換を言われると一発で5万円ぐらい料金が跳ね上がります。
日頃から低燃費を心がけたり燃費の良い車を心がけていても、こんな事があると全部吹っ飛びますね。
とはいえカーバッテリーはだいたい持っても5年で、それを超えたらいつ交換してもおかしくないものです。
というわけでその寿命の5年までしっかり終えてもらうために、できる方法をお話していきます。
Contents
バッテリーを長持ちさせる3つの方法

車の消耗品の中でも非常に高い部類に入るカーバッテリー。
できるだけ消耗を減らして長持ちさせたいです。
そこで、カーバッテリーを長持ちさせる鉄則3つをご用意しました。
それがこちら。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]・車はロングドライブの時に使用する
・電装品は極力減らす
・エンジンを止めたまま電装品を使わない
[/st-mybox]どうでしょう?
ちなみに車のバッテリーの劣化が進む原因は、大きく2つ。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]・過放電
・充電不足
[/st-mybox]先ほどの3つはこれらを防ぐための方法です。
では詳しく説明していきます。
電装品は極力減らす
まずは車についている電装品を極力減らすことが重要です。
最近の車は異常なくらい電装品が多いのが特徴。
・カーナビ
・カーセキュリティ
・アイドリングストップ
・エアコン
・ドライブレコーダー
・ABSやVDCなど安全装置、etcetc…
昔の車はそんなに電気の消費はありませんでしたが、現代の車はちょっと考えただけでこんなに電気使ってるんです。
その他にも車自体の安全装置などにもいろいろな電気の消費があります。
そこにつけて更にウーファーや電装品、オーディオアンプやらHIDライトとかまでつければそりゃあ過放電です。
車のバッテリーは昔に比べればかなり容量は大きくなりましたが、現代の車はそれを補いきれないほどの電装品が増えています。
必要のない電装品はつけない。
これが過放電を防ぎ、バッテリーの寿命向上に繋がります。
エンジンを止めたまま電装品を使わない
駐車場とかで、エンジンを止めてカーオーディオだけをならしてるシーンとかありません?
あれも結構バッテリーにとって苦しいシチュエーションです。
といっても問題なのは、あの状態は車のエンジンがとまっているので、充電がなされていないことです。
つまり充電不足と過放電の両方が考えられるということ。
バッテリーはある程度の容量を切ると急に劣化が進み、出力が落ちます。
車はそれを監視しながら適度に充電を挟んで、過充電や過放電にならないように調整しています。
でもエンジンが停まってるとその制御もできませんしバッテリーはただただ減っていくだけ。
もしそのままバッテリーがなくなったら終了です。
そうならないように、バッテリーのことを思うのであれば停車中に車の中にいるのであればエンジンはかけっぱなしのほうが安心です。
車はロングドライブの時に使用する
車はある程度走ったほうが調子がいいとはよく言われますね。
とくに最近の車は燃費向上のために、充電制御というものがかかっています。
ひと昔の車って、エンジンが掛かっている間ってずっと発電しっぱなしだったんです。
でもその負荷が燃費を悪くするってことで、現代の車はバッテリーが充電されたら発電をやめて、ある程度バッテリーが減ったらまた充電するという制御になっています。
なので、エンジンかけてすぐに止まるような運転をしていると自然に過放電になっていきます。
ですので一度エンジンを掛けたら10km以上は走行したほうが車にとっては良いです。
アイドリングを長くするというのもありますが、アイドリングの回転は効率が悪い。
やっぱり走行中っていうのが、車にとっても良いのです。
実はこんなことがバッテリーの寿命を縮めている!

さて、車のバッテリー寿命を伸ばす3つの方法をお話しました。
ただどれだけバッテリーに良いことをしても、普段からの予防をして置かなければ全く意味がありません。
ここでは、思いがけずバッテリーの寿命を縮めてしまう5つ行為をお話していきます。
・バッテリーあがり
・短距離移動
・夜間運転
・ドライブレコーダー
・アイドリングストップ
どうでしょう?心当たりありませんか?
バッテリーあがり
カーバッテリーにとって、過放電はナイフで刺されるぐらいの衝撃です。
身体へのダメージは大きいですし、そこから完全復活とはなかなかならないもの。
あなたもうっかりルームランプをつけっぱなしにしたり、ヘッドライトをつけっぱなしで車を放置してバッテリーあがりを起こしてしまったことはありませんか?
探しものをした後とか、やっちゃいがちです。
僕は基本ロングドライブなので充電とかも問題ないので、バッテリーに対する余計な負荷とは無縁の生活です。
それでもバッテリーあがりを一度したバッテリーは、3年ほどで死亡しました。
バッテリーを長持ちさせるのであれば、バッテリーあがりは厳禁なのです。
短距離移動が多い
1度に2,3km程度しか走らない短距離移動も、バッテリーにはよくありません。
車はエンジンをかける時、つまりセルモーターを回す時に電流をかなり使います。
そしてそこから充電を開始するわけですが、すぐにエンジンを止めてしまっては十分な充電が行われず、過放電な状態が続いてしまいます。
エンジンがかかる程度であれば日常使用には問題ないかもしれませんが、こういうダメージは徐々に蓄積していき、ある日突然パタッと動かなくなります。
そしてこれは、バッテリーだけでなく車全体に対して良くないです。
エンジン内のオイルの循環や暖気にもなりませんし、エンジンのかけ始めは燃料を濃く吹くため燃料のつまりやピストンの汚れの蓄積にも繋がります。
最近の直噴エンジンなんかは効果てきめん、マツダのディーゼルエンジンだったら故障するレベルです。
短距離の移動が多い人は、出発前に適度にアイドリング時間を設けてあげると良いでしょう。
燃費も良いですが、車を大切にのることも大事です。
夜間運転
夜間運転が多い人もバッテリーの消耗が増えます。
というのもご存知、夜はヘッドライトを付けますよね。
これも電気消耗が大きいです。
常に過放電です。
とはいえ、照明をつけないわけにはいきませんからどうしようもないですね。
そこでせめてもの抵抗として、夜間移動の多い人は消費電力の少ないLEDヘッドライトを採用すると良いです。
ただLEDヘッドライトは、最近は品質が良くなってきましたが、それでも当たり外れは大きいです。
LEDを選ぶときは最低でもPHILIPSやPIAAなど名のしれたメーカーのLEDランプを採用すれば、LEDで光量が足りないなどと言ったトラブルも起きにくいです。
これなら間違いありません。
ドライブレコーダー
今や一種のエンターテイメントにもなっているドライブレコーダー。
あおり運転や逮捕撃の一部始終が写っていたりと、テレビでも話題が豊富です。
そんなドライブレコーダーも設定によってはバッテリーを痛めつける要因になります。
というのもドライブレコーダーって意外と消費電力が大きいんです。
それに駐車監視システムと言って、駐車場に止まっている間にも録画していたりとエンジンが停まっている間にも電力を消費します。
そんな機械ですからバッテリーの寿命を縮めるのにもしっかり一役買っています。
ドライブレコーダーに関する詳しいお話はドライブレコーダーで絶対安心?実はバッテリー上がりの危険があります!で解説しています。
アイドリングストップをする
最近の車の標準装備であるアイドリングストップ。
これもバッテリーを劣化させる要因で、一番効果てきめんなんじゃないでしょうか?
- 充電制御で十分に充電されないバッテリー
- 強制的にエンジンを止める制御
- 止まっている間も電装関係はバンバン作動
- エンジン再始動にはセルモーター
今までみたすべての悪い要素を組み合わせた、バッテリーにとって悪魔の所業です。
しかもそこまでして節約できる燃料はわずか。
1分アイドリングストップしたところでだいたい7mlです。

その7mlのためにバッテリーやセルモーターは消耗して交換部品が増えるから産業廃棄物は増え、信号待ちの至るところで騒音が起き、結局再始動には若干燃料が多い。
無駄です。
そんな声もあってか、アイドリングストップの車にはエネチャージとかバッテリーアシストとか言って、サブバッテリーを積んでいる車もあります。
ですが、結局はどれもコストアップしています。
最近ではトヨタがヤリスでアイドリングストップをついに排除しました。
メーカーとしても無駄な燃費論争に終止符を打ったということでしょう。
従来のアイドリングストップ車両にはできればキャンセラーつけたいですが、これはコンピューターをいじるような形になるので自己責任です。
バッテリー交換は自分でできる車とできない車がある

車のバッテリーを長持ちさせるための方策をお話してきましたが、それでも交換しなくて良いわけではありません。
そんなバッテリーもディーラーで交換、カーショップで交換、自分で交換と色んな方法がありますし、値段もそれぞれです。
この中では自分で交換するのが一番手っ取り早いし安価ですし節約になります。
しかし車によっては自分で交換できないようになっていますから注意が必要です。
日産のk13型マーチ

新世代のアイドリングストップと安価な価格でユーザーに訴求した車です。
この車にはアイドリングストップがついているわけですが、バッテリー交換をしたときにはコンピューターでアイドリングストップの積算値をリセットしないとアイドリングストップが正常に作動しないという機能が付いています。
つまり自分で交換した後に、ディーラーへ持っていって診断機にかけないといけないのです。
これが結構お金がかかり、ネット上では5,000円ほどという話もありましたがディーラーは診断機を使うだけで7,000円ぐらいとってたはずです。
とまぁこういう場合もありますので、自分の車がバッテリーを交換しても大丈夫なものなのかを把握しておく必要があります。
こういった情報はディーラーなりネットで調べるなりして貰えれば出てくる情報なので、自分の車がどうか知りたい人は事前に確認しましょう。
ちなみに日産は割とこの方式らしいですから、セレナとかノートとかアイドリングストップ付きの車の人は注意しましょう。
というわけで、今回は車のバッテリーを節約しながら使う方法でした。
なかなかお金のかかる部品ですから、ここにある情報を踏まえて大事に使いましょう。
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