webライターなんだし案件受けるだけでいいんじゃないの?ブログってやる意味あるなんて思ってませんか。
実はブログは、webライターにとって仕事を受ける上で非常に重要な鍵を握ります。
なぜならポートレートとして実力を見せる一つの指標であり、SEOや文章力など自分のスキル磨きの場所となるからです。
この記事では、webライターはブログをやるべき理由をお話していきます。
僕自身webライターで独立して2年。ブログと並行してやってきました。
ですからwebライターをやっているからと言って、ブログのPV数は必ず伸びるというわけではありませんが、ブログは必須科目です。
Contents
webライターがブログをやるべき理由

結論から言うと、webライターはブログはやるべきです。
大きく二つの理由があります。
- 仕事を受注しやすくなる
- webライターに必要な知識がついてくる
- 資産となる
仕事を受注しやすくなる
大きなメリットの一つとしては、仕事が受注しやすくなることです。
なぜならブログをやっておくことは、ポートレートのストックを増やすことにつながります。
ポートレートは、そのライターがどのような記事を書くのかという実績を測る術です。
ライターを始めても最初は実績がありませんから、依頼主も相手がどんな人か判断できません。
となれば、とりあえず依頼しても損しないように単価は安くするしかありません。
しかしブログを運用していて、目に見える実績があるならある程度安心して依頼ができます。
ブログをやっているということはそのライターの実力が把握できるのです。
ちなみに僕は、ブログで車の記事を主に書いていたこともあり、自動車系メディアで比較的早い段階で話が付き、長く付き合いをもたせていただいていました。
もうひとつ、ブログは発信力が伸びていくと、仕事をとってきてくれます。
そのブログを読んで信頼できると判断されたり、これが利益になると思ったら商品の紹介や自社メディアでのライティングなどの依頼を持ってきてくれます。
僕のような月間3000PV程度のブログでもそういったメールや、記事の紹介(無料ですが)の依頼なども来たのです。
ブログの底力を持っている人は、さぞかし大きな案件を頂いていることでしょう。
ブログを運営していくことで仕事を持ってきてくれたりもしますから、やっておくべきです。
ブログを書くのはライティングの練習やSEOの勉強などにとても良い
自分のブログの構築は、webライターとして必要なスキルをかなり底上げしてくれます。
なぜならwebライターの仕事自体が、規模の大きなブログのようなものだからです。
実は自分のブログで、収益やPV数の増加を目的として真剣に記事を構築していくとします。
そのためにはSEOに関する知識や人を動かすための文章力など、かなり学ぶことがあります。
こういった知識はブログを学んでいけば必ず伸びていくスキルですし、メディア側としても非常に嬉しいスキルです。
ブログを運営していくことは、スキルの向上に役立つと言えるでしょう。
アフィリエイトでものを売るときは、人を動かす文章というものが必要になってきます。webライターとしてだけでなく、今後ネットビジネスをやっていくにしても重要なスキルですから、せっかくなので練習しておいて間違いないでしょう。
資産となる
ブログはそのまま資産となります。
なぜならwebライターにとって記事は仕事を取るための見本ともなる他、ブログは収益化を測ることが可能だからです。
例えばブログを構築してPV数を稼いでいればアドセンス広告で収入につながりますし、アフィリエイトをしていけばある程度大きな収入を得ることも可能です。
それにリアルな話、フリーランスとして生きていくからには労働収入から開放されるために資産の構築を念頭に置かなくてはなりません。
webライターは基本的に依頼をもらいライティングして、納品してお金をいただく労働収入です。
会社感覚で働くには良いですが、やめてしまったら生活費は途切れてしまいます。
結局いつまでも働き続けなくてはなりません。
その点ブログの場合は、マネタイズを考えていけば収入にもなりますし、それ自体が自分自身を表す積み上げ式の資産となっていくのです。
ブログ自身があなたの信頼を構築させるものとなりますし、収入モデルとして構築できれば自動的にお金を作ってくれます。
つまりwebライターとブログでは同じライティングの作業ではありますが、中身が全然違うのです。

もしマネタイズがうまく行かなかったとしても、そういった知識を持っているwebライターは依頼主からしても貴重な人材です。
文字単価の交渉材料としても見込めるでしょう。
それに有名なライターさんは、ほとんどがブログをやっているといっても過言ではありません。
たとえば執筆屋として活動しているあんちゃさんはまじまじぱーてぃというブログを運営していますし、炎上ブロガーとしても有名なはあちゅうさんもアメブロで常に上位です。
お二方とも本を出版していますね。
そしてwebライターとしてはとっとこランサーさんは、有名なクラウドソーシングサイトのランサーズで獲得報酬ランキング2位を獲得しているなど、とてもすごい人ばかりです。
- あんちゃさんのまじまじぱーてぃ
- はあちゅうさんのはあちゅうの買い物ブログ
- とっとこランサーさんのとっとこランサーのブログ
こういった方々はライター業はもちろんですが、ブログでも常に高いPV数を獲得しており、こちらから仕事の依頼も当然来ているでしょう。
webライターはその文章力が武器なのですから、それを使って自身のメディアを作り上げていくことは非常に重要なのです。
デメリット
webライターがブログを運営するメリットをお話してきました。反対にデメリットもいくつかあります。
正直すごい疲れる
はい、ぶっちゃけすごく疲れます。
僕自身もここ2、3年ずっとwebライティングの仕事をしてきましたが、クライアントの依頼をこなすだけでもぐったりでした。
リサーチをして構成を起こして、そこに文章を肉付けしていくというのが僕のやり方ですが、なかなかの作業量で、5時間以上はかかっていました。
それが終わったらもう文章なんて見たくありません笑。
そのためそこから自身のブログを進めようなどという気持ちには全くならず、しばらくブログの更新が滞っていた時期がありました。
生半可な文章ではSEOでも上位表示は取れませんし、ポートレートとしても使えません。
ですからブログを書くのであれば、webライターの仕事をある程度セーブする必要が出てきます。
ブログは即金性はない
ブログは副収入になるというお話をしたばかりで突っ込まれそうですが、ブログはすぐにお金に変わるものではありません。
webライターをやっているとある程度は早い段階で収入が出てきます。
なので「これならブログ運営しても割とすぐに収益化できるんじゃない?」という淡い期待を持ってしまいます。
しかし実際にやってみるとわかるのは、全然伸びない収入とPV数です。
ブログはライティングの技術だけではなく、セールスライティングやSEO、ブランディングなど非常に多くのマーケティング要素を含んだ事業です。
ある意味マーケティングの塊のようなものですから、書けば必ずお金になるというものでもありませんし、テンションの維持はかなりきついものがあります。
へんな記事を書くと機会損失がある
ブログは、しっかりと書かないと機会損失を生む場合もあります。
なぜなら、運営ブログはその人の文章力をそのまま表しているからですね。
例えば自身がwebライターだと自負している人がいて、その内容のほとんどがアフィリリンクや”詳しくはwebで”みたいな文章ばかりだったとします。
もしライターを探している人がその人の運営ブログを見たとしたら「こいつにライティングは任せられないな」となるでしょう。
やはりライターだと名乗るからには中途半端な記事を書いていると「こいつの実力はこんなものだ」とダメなやつ判定をされて採用してもらえなくなってしまいます。
ブログを運営するからには、これが自分の顔となるということをしっかり認識して、下手な文章は書かないという覚悟が必要です。
webライターがPV数を伸ばすためには

ではwebライターはどんなふうな記事を書いていく必要があるのでしょうか。
大事なことは3つです。
- 自分のブランディング
- キーワードをしっかり狙う
- ユーザー目線の記事を書く
ではそれぞれを詳しく見ていきます
自分のブランディング
ブログをやるにあたって自分のブランディングは大事です。
なぜならブログ市場はかなりの飽和状態で、検索すると無限に情報が出てきます。
そんななかで最近グーグルが重視しているのはブログの権威性です。
例えば料理で検索してみましょう。「私の趣味はパソコンと車とペットと料理とかなんでもあるんで、全部書きたいように書いていきます」というような人のブログがあったとしても、その人の文章ではあまり信頼性が高くないのでSEOでも上位表示はされにくいです。
それによくわからない人のブログは見ませんね。
でも「〇〇ホテルで料理を20年してきた私の手軽で美味しい節約レシピ」みたいなブログだとなんとなく興味がわきますね。
まずは自分自身がどういう立場から発信しているのかというブランディングが必要なのです。
キーワードをしっかり狙う
キーワードの選定も非常に重要です。
グーグル先生に検索するとき、あなたはきっと”webライター ブログ”のようにキーワードを打ち込んで検索してきているはずです。
ですからその検索ワードで表示されるように、文章を書いていく必要があるのです。
適当に書きたいことばかりを書いているとグーグル先生としても「このブログは何について書いてあるのかわからん」となってしまうと、どの検索ワードで表示させるべきかわからなくなってしまいます。
ですのでブログを書くときは「このキーワードで表示させたい」という明確なキーワードが重要になります。
ユーザー目線の記事を書く
ブログを書くときは、グーグルで検索して「こういうことを知りたい・解決したい」というユーザーの側に立った目線で、記事を書いていく必要があります。
書きたいことを書くのではないという部分も重要で、書きたいことを書くということはある意味「今晩のおかずはステーキでしたー」というようなブログを書いているようなもので、検索者の気持ちを引きません。
あなたがもし「美味しい目玉焼きの焼き方」を検索して出てきたページに「美味しいたまごは卵かけご飯でも十分に美味しい」みたいなことを書かれていたらソッコーでバックしますよね。
ユーザーがなぜこのワードで検索してきているのかということを考えながら記事を書いていく必要があります。
webライターは案件獲得とブログは並行していこう

webライターはクライアントからの案件を獲得していくのと同時に、少しづつでもいいのでブログを構築していきましょう。
ブログを構築していくことでwebライターとしてのスキルや発信力の向上、さらには優れた案件を呼び込んでくれる営業担当にもなってくれます。
ただ「毎日更新しなくては」と追い詰めては身が持ちませんから、1週間に2記事づつでも良いので渾身の記事を追加しながら、運営していくのがおすすめです。
webライターを初めて間もないんだけど、実績作りにはブログはあったほうが良いって言われるんだけど、するべきなのかな?